「少ない資金でも、24時間世界の金融市場で取引できる」というのは、デイトレードを行う魅力のひとつです。また、国内FXの制限から解放され、高レバレッジ、限定された損失リスクを武器に、あなたの資産運用の可能性が広がります。
一方で、高いリターンを目指せる海外FXには、それ相応のリスクが伴うことも理解しておく必要があります。「どうすればリスクを抑え、安全に海外FXでデイトレードを始められるのか?」と考えている方のために、ポイントを分かりやすくお伝えします。
この記事では、海外FXデイトレードの魅力とデメリット、あなたのライフスタイルに合わせた戦略、そして信頼できる業者の選び方まで、デイトレードの解説を行います。成功したトレーダーや失敗したトレーダーのケーススタディを通じて、実践的な学びを得ることができます。
初心者から経験者まで、誰もが挑戦できる海外FXのデイトレードに少しでも興味があれば、是非参考にして下さい。
「デイトレード」という言葉を聞くと、多くの人は1日中パソコンの前に張り付いて取引する姿を想像するかもしれません。しかし、デイトレードはライフスタイルに合わせて柔軟に取り入れることが可能です。
基本的にデイトレードとは、1日の中で取引を行い、その日のうちに全てのポジションを解消するトレード手法です。
必ずしも1日中パソコン画面に張り付いている必要はなく、1回の取引で終わることもあります。これにより、忙しい日常の中でも、自分のライフスタイルに合わせて柔軟にチャレンジできます。
海外FXでデイトレードを始める際は、海外FXのメリットを理解し、上手く活用することが大切です。
国内FXには厳格な規制による安心感がある一方で、海外FXには独自の魅力があります。特にデイトレードにおいては、海外FXが提供する高レバレッジや柔軟な取引環境が強みとなります。ここでは、デイトレードに活用できる海外FXのメリットから解説していきます。
海外FXの魅力の1つは、何といっても高いレバレッジでしょう。国内FX業者では最大25倍のレバレッジが一般的ですが、海外FX業者では最大1,000倍ものレバレッジを提供する業者が存在します。
これにより、少額の資金でも大規模な取引が可能となり、資金効率の高いトレードが可能です。
例えば、1,000倍のレバレッジを活用すれば、1万円の元手で最大1,000万円分のポジションを保有できます。一方、国内FXでは最大25倍に制限されるため、取引可能な金額に大きな差が生じます。
レバレッジ別証拠金1万円で取引できる金額
レバレッジ | 取引可能な金額 |
---|---|
25倍(国内FX相当) | 1,250,000円分 |
100倍 | 1,000,000円分 |
1,000倍 | 10,000,000円分 |
2,000倍 | 20,000,000円分 |
このように、海外FXでは高レバレッジの利用により、少ない資金で大きなリターンを狙える可能性があります。特に「限られた資金を効率良く運用したい」という方には、大きなメリットとなるでしょう。
ただし、高いレバレッジを利用すると利益と同様に損失も拡大します。適切なリスク管理が不可欠であり、損切りの設定やポジションサイズの調整を徹底し、レバレッジを効果的に活用することが重要です。
海外FX独自の魅力として、ゼロカットシステムの存在があります。ゼロカットシステムとは、相場の急変動などにより万が一口座の残高がマイナスになってしまった場合でも、海外FX業者がマイナス分を補填してくれる仕組みです。
これに対し国内FXでは、金融商品取引法第39条によりトレーダーの損失を業者が補填することが法令で禁じられています。そのため、国内FXではゼロカットシステムを導入できず、相場の急変動で万が一口座残高がマイナスになった場合、トレーダー自身が損失を負担する必要があります。
海外FX業者は、日本の法規制の対象外であるためゼロカットシステムを採用できるのです。これにより、金融ショック時などで相場が急激に動いた際のセーフティーネットとして機能し、予期せぬ暴落や急騰が発生した場合でも、入金額を超える損失を被るリスクがありません。
ゼロカットシステムの存在は、ハイレバレッジを活用し効率良く資金を増やしていく上で大きな魅力の1つといえるでしょう。
海外FXがデイトレードに向いている理由の1つは、取引銘柄が豊富で戦略の幅を広げられる点にあります。主要通貨ペアに加えて、CFDや仮想通貨(暗号資産)、貴金属など多様な商品を1つ取引口座で扱えるため、市場の動きに合わせて柔軟に戦略を組み立てやすくなります。
また、マイナー通貨やエキゾチック通貨ペアの取引が可能なことで、通常のトレードでは見られない値動きを狙った短期取引が実現します。これにより、デイトレードでの取引チャンスが増え、よりトレードの幅が広がるでしょう。
海外FXでデイトレードを行う際に、最も注意すべき点として「信頼性の低い業者の存在」と「高レバレッジの乱用」による過大なリスクを負うことが挙げられるでしょう。
国内FXとは異なり、海外FX業者の中には規制が緩く、十分な安全性が確保されていない業者も存在しているため、業者選びには慎重さが必要です。また、高レバレッジは資金効率を高めてくれる一方で、価格変動による損失も大きくなる可能性があります。これらのリスクを理解し、適切な対策を講じることで、海外FXでのデイトレを安全に楽しむことができます。
デイトレードでは、短期取引を繰り返すこともあり、業者の信頼性やスムーズなサポートが重要です。
必要な場面で迅速な対応を得られることや、入出金がスムーズであることは、安定した取引に欠かせません。信頼性の低い業者の場合、出金トラブルやサポート不足が取引の妨げになる可能性があります。
以下のような特徴のある業者には注意が必要です。
必ずしもこれらに該当する業者が危険とは限りませんが、注意するに越したことはないでしょう。また、全てを鵜呑みにするのは危険ですが、SNSでの口コミや報告を確認することも参考になります。 また、入出金によるトラブルを避けるためには、海外FX業者から定期的に出金し、資金を長期間放置しないようにすると良いでしょう。
また、入出金によるトラブルを避けるためには、海外FX業者から定期的に出金し、資金を長期間放置しないようにすると良いでしょう。
海外FXでは高レバレッジを活用することで、少額資金でも大きなロットでの取引が可能になりますが、その反面、損失額も大きくなるリスクがあります。例えば、ドル円取引の場合、ロット数に応じた1pipsおよび10pipsの損益変動は以下の通りです。
ロット別の損益変動金額
ロット数 | 1pipsの損益 | 10pipsの損益 |
---|---|---|
0.01 | ±10円 | ±100円 |
0.1 | ±100円 | ±1,000円 |
1 | ±1,000円 | ±10,000円 |
10 | ±10,000円 | ±100,000円 |
ロットが大きいほど、わずかな価格変動でも損益変動が大きくなるため、慎重なロット設定が求められます。例えば、10万円の資金で10ロットの取引を行うと、10pipsの変動で資金を全て失う可能性があります。
ただし、レバレッジを適切に活用すれば、リスクを軽減しつつ効率的な資金運用も可能です。ポジションサイズを調整し、許容リスクの範囲内で計画的に取引することで、損失を抑えた効果的なトレードが実現できます。
デイトレードを始める際に、自分のライフスタイルに合った戦略を立てないと、取引がうまくいかないばかりか、日常生活にも影響を与える可能性があります。
また、無理なスケジュールで取り組むとストレスや体調不良の原因にもなりかねません。そのため、自分の生活リズムや日々の予定にしっかりと合わせた戦略を選択し、効果的にトレードを進めることが重要です。
ここからは、ライフスタイル別に適したデイトレ戦略をご紹介していきます。
日中は仕事でトレードの時間が取りにくい、会社員兼業トレーダーの1日の流れを見てみましょう。
会社員の人は、日中にトレードをすることは難しいため、仕事以外の時間を有効活用するのが好ましいでしょう。そのためには以下のポイントをおさえる必要があります。
日本に住んでいる場合、仕事が終わり帰宅、食事や入浴などを済ませるとロンドン市場とニューヨーク市場が重なり、市場参加者が多い時間帯にトレードを開始できます。この時間帯に動きやすい通貨ペアとしてはユーロドルやポンドドルなどがあり、デイトレードに向いているでしょう。
また、この時間帯は経済指標発表が比較的多く、一気に市場参加者が増えるため、相場のボラティリティが高くなりやすいです。テクニカル分析でトレードするだけでなく、指標発表後の戻しを狙える可能性もあるでしょう。会社員の人は、この時間帯に表れるトレードチャンスを丁寧に拾っていくスタイルがおすすめです。
午前中に時間が取れる主婦向けに最適化されたデイトレード戦略です。
へそくりや小額の資金を使用し、損失リスクを抑えつつ利益を狙うためには、以下のポイントを押さえる必要があります。
主婦の方々が使える資金は限られている場合が多いため、少額の資金でもトレードが可能な「セント口座(マイクロ口座)」を活用します。セント口座では、小さな単位でのトレードが可能で、少額資金でも細かくロット数を調整しながら取引が行えます。
トレードする時間帯としては、午前9時頃から始まる東京市場を狙います。東京市場は価格が一定範囲内で推移するレンジ相場になりやすいのが特徴です。レンジの特徴を活かし、損切をレンジの外に設定しておき、レンジ内でのトレードを繰り返します。
このような主婦向けデイトレ戦略により、価格の穏やかな午前中の時間を効率良く使うことができます。
仮想通貨なら週末も取引可能
仮想通貨(暗号資産)は24時間365日取引が可能で、土日も市場が開いているため、週末に集中してデイトレードを行いたい方は取り入れてみても良いかも知れません。
海外FXでは、仮想通貨とFX取引を同じ口座で扱えるケースが多いため、柔軟にさまざまな金融商品を取引できるという利点があります。これは海外FXならではの魅力といえるでしょう。
仮想通貨取引は、FX通貨ペアでの取引とロットの感覚やボラティリティが異なる可能性があります。また、取引手法が仮想通貨取引で通用するかの検証も兼ねて、まずはデモ口座や少額資金で開始してみると良いでしょう。
XS.com(エックスエス)では業界最高水準の取引環境をご用意し、お客様のトレードライフをサポートします。FXや仮想通貨を始め多くの金融商品を取り扱っており、24時間365日のお取引をお楽しみ頂けます。
1日1万円の利益を目指すデイトレードでは、相場状況に応じた手法と戦略を効果的に組み合わせることが重要です。順張り手法と逆張り手法を活用し、短期間で1日1万円の利益を目指す具体的なデイトレ手法を紹介します。
今回紹介する手法は、シンプルなトレード手法となります。ただし、そのまますぐに実践に使用するのではなく、デモ口座や少額口座で検証してみて下さい。重要なのは、自分に合った通貨ペアや時間軸を組み合わせ、自身のデイトレードスタイルを確立することです。
この手法を土台とし、あなたのライフスタイルに合わせてカスタマイズしながら、独自の戦略を築き上げてみましょう。
順張り・逆張り手法は、トレードにかけられる時間によって、適切な時間軸を選びます。
1時間足、4時間足、日足で相場の大まかなトレンドの状況などを確認し、エントリーする際は1分足、5分足、15分足、30分足などの、より細かい時間足でタイミングを図るといいでしょう。
これから紹介する手法でも、トレンドの状況を確認する時間足と、エントリーする際の時間足の組み合わせでトレード結果は異なります。自分に合った時間軸を見つけて、自分なりのトレードスタイルを見つけていきましょう。
順張り手法は、上昇トレンドや下降トレンドに沿ってエントリーし、トレンドに乗ることで利益を狙う手法です。
ここでは例として、1時間足と15分足を組み合わせて取引していきます。より具体的には、1時間足でトレンドを確認し、15分足でエントリーのタイミングを見極めます。インジケーターは、1時間足に20SMA(単純移動平均線)を使用し、トレンド方向と反発ポイントを狙ったトレードを行います。
①トレンドの確認
まずは1時間足でトレンドの方向を確認します。20SMAが上向きであり、ローソク足が20SMAの上に位置していれば上昇トレンド、20SMAが下向きでローソク足が20SMAの下に位置していれば下降トレンドと見なします。
このトレンドの方向性が明確に確認できる場合、次のエントリー基準へと進みます。
②エントリー
エントリーポイントは15分足で確認します。1時間足で確認したトレンド方向と一致するように、15分足で価格が20SMAに接近し、反発の動きが見られた場合にエントリーを検討します。
例えば、上昇トレンドの場合は、価格が20SMAに近づいてから反発上昇し、直近の高値を更新する動きが確認された際にエントリーを行います。逆に下降トレンドの場合は、価格が20SMAに接近し反発下落し、直近の安値を更新する動きが確認された場合にエントリーを行います。
③決済の基準
損切りと利確の基準を明確に設定します。損切りの基準として、ロングの場合はエントリー後に直近の安値を下回った場合、ショートの場合は直近の高値を上回った場合に損切りを行います。
利確の基準は、固定pips(例:20pips〜50pips)で行う方法と、1時間足の直近の高値や安値を目安にする方法があります。相場のボラティリティに応じて利確ポイントを調整し、トレードのリスクとリワードのバランスを取ります。
逆張り手法は、価格が一定の範囲内で上下動するレンジ相場を利用し、サポートラインやレジスタンスラインからの逆張りを狙う手法です。「主婦向けデイトレ戦略」に組み合わせて、利益を積み重ねながら1日1万円を目指します。
① サポート・レジスタンスの確認
まずは、価格がレンジ内で推移していることを確認し、サポートライン(価格が下げ止まる水準)とレジスタンスライン(価格が上げ止まる水準)が明確に形成されているかを確認します。
このラインを基準にトレードを行うため、価格の動きがこの範囲内で安定していることが前提となります。明確なサポート・レジスタンスの範囲が確認できた場合、次のステップに進みます。
② エントリー
価格がサポートラインやレジスタンスライン付近で反発したことを確認したらエントリーしていきます。反発を見極めるためには、ローソク足の形状などを利用して判断します。
安易にサポートラインやレジスタンスラインにタッチしたタイミングで入るのではなく、ラインの近くでの値動きを見つつエントリータイミングを図ると良いでしょう。
例えば、サポートラインで価格が下げ止まり、陽線の形成や長い下ひげが見られる場合は買いエントリーを検討します。逆に、レジスタンスラインで反発し、陰線や長い上ひげが見られる場合は売りエントリーを検討します。エントリー時には反発の動きが明確であることが重要です。
ここでエントリーを精査できれば上のチャートの赤丸のようなポイントでの損失を避けられる可能性が高まります。
③ 決済の基準
利確の基準としては以下のような基準が考えられます。
いずれにせよ、あらかじめ決めたルールを守ることが大切です。
損切りについては、上図で示したように、レンジを抜けたら即損切りするのが基本でしょう。利益確定のルールと損切りのルールを守り、一貫したトレードを続けることが重要です。
「デイトレードに挑戦してみたいけれど、どの業者を選べばよいのか分からない」と悩んでいる方も多いでしょう。海外FX業者は数多くあり、資金規模やトレード経験によって適した業者が異なるため、慎重に選ぶ必要があります。
デイトレードでは数百pipsもの値幅をねらうというよりは、数十pips程度の値幅を狙うトレードとなります。その上で、まとまった利益を出すためには、高いレバレッジを提供しているFX業者のほうが都合がいいでしょう。
特に資金が10万円未満の人は500倍以上のレバレッジを提供している業者を利用したいところです。
少額資金で取引を始める方や、細かいロット設定を行いたい方には、セント口座やマイクロ口座を提供している業者が適しています。これにより、小さな資金からリスクを抑えた取引が可能です。
一方、短期で小さな値幅を狙うスタイルのデイトレードでは、スプレッドの狭い口座タイプが有利でしょう。しかし、FX業者によっては最低入金額が高めだったり、レバレッジが低めだったりする場合もあるため、ある程度の資金が必要になることもあります。
自分が利用したい口座タイプの詳細は、事前に確認しておきましょう。
自分が思った価格で注文が成立しない不利な取引環境では、いくら高いトレードスキルを身につけられたとしても、そのパフォーマンスを十分に発揮することは難しいでしょう。
特に保有時間が短めのデイトレードを行っている場合、約定力の高い業者を選ぶことが大切です。約定力が低い業者では注文拒否の発生や、注文した際の価格と、実際に注文が成立した価格の間に差ができるスリッページが大きくなるリスクがあります。特にスリッページは損益に直接影響を与えるため注意が必要です。
金額の大小に関わらず、資金を守るために信頼性の高い業者を選択することが重要です。信頼性を判断する指標の1つとして、金融ライセンスの有無が挙げられます。
金融ライセンスにもさまざまな物があり、中でも信頼度が高いとされるライセンスを保有しているかどうかに注目しましょう。
信頼性が高いとされるライセンス
これらのライセンスを保有しているからと言って、必ずしも資金が守られるわけではありません。こまめに資金を出金したり、複数の業者に資金を分散させたりするなどして、リスク管理を怠らないことが重要です。
XS.com(エックスエス)は、世界各地に拠点を構え、信頼性の高い金融ライセンスを保有することで、トレーダーの皆様が安心してお取引いただける環境を整えています。さらに、万が一トラブルが発生した際には、最大500万ドルの損害補償保険にも加入しており、より安心感をもって取引を行っていただけます。
デイトレードで成功するためには、さまざまな要因がありますが、似た要因で失敗するケースは多く存在しています。したがって、成功よりも、失敗から学び同じような失敗を避けるだけでも効果が期待できます。具体的にどのような失敗がデイトレードの結果を左右したのかケーススタディから学んでいきましょう。
Aさんは、デイトレードに挑戦するために、これまでコツコツと貯めてきた100万円をここぞとばかりに入金しました。
しかし、特に深い考えもなく「とりあえず10ロットくらいかな?」と軽い気持ちで取引を始めてしまいます。初めてのトレードに興奮し、早く利益を得たいという思いがありましたが、実際のトレードが始まると、わずかな価格変動で資金が激しく増減する状況に驚き、不安が募ります。
思ったように利益が出ず、資金は想像以上のスピードで減少。焦りと後悔が入り混じる中、失った分を取り返そうと冷静さを欠いたまま、無理なトレードを続けた結果、100万円の大半を失う結果となりました。
この失敗談から学べることは、まず資金管理とリスク管理の重要性です。主に以下の2つが、今回の損失の大きな要因と考えられます。
こうした反省点の対策について見ていきましょう。
デモ口座での練習や少額入金で挑戦すべきだった
初心者がいきなり大きな資金を投入するのはリスクが高いことは明白でしょう。特にデイトレードのような短期取引では少しの値動きでも大きな損失を生む可能性があるため、慎重な計画が必要です。本来であれば、デモ口座で練習したり、一部の資金を入れて練習したりする必要があったと考えられます。
Aさんは1回の取引で10,000円程度の損失に抑えるべきでしたが、10ロットという大きなポジションを保有してしまったため、ほんの数pipsの変動でも急激な損失を招いてしまいました。
適切なロット設定と損切りに関する知識をつけておくべきだった
デイトレードに限らず、トレードをする上でリスク管理は欠かせません。特に資金が100万円の場合、1回の損失を資金の1〜2%に抑えることが推奨されます。
Aさんの場合、1回のトレードでの損失を最大2万円程度に設定するのが理想でした。
ロット別の損益変動金額
ロット数 | 1pipsあたりの損益 | 損切り幅 |
---|---|---|
0.5ロット | 500円 | 60 pips |
1ロット | 1,000円 | 20 pips |
2ロット | 2,000円 | 10 pips |
10ロット | 10,000円 | 2pips |
例えば、1ロット(10万通貨)でトレードする場合、損失を2万円に抑えるには、損切り幅を20pipsに設定する必要があります。今回、Aさんがエントリーした10ロットだと、2pipsで損切りしなければなりません。これは相当リスクの大きい取引であることは明白です。
トレードを行う際は、損切りを許容する金額と損切り幅から逆算し、計画的にロットを設定しなければデイトレードで生き残ることは難しいでしょう。
デイトレード中級者のBさんは、10万円でデイトレードを開始しました
損切りを徹底して行うことでリスク管理ができていると思っていました。しかし、利益が出ているポジションを見ると、それを失うのが怖く、早めに利益確定してしまう傾向がありました。「利確も損切りもできている」と自分では思っていたものの、資金はじわじわと減少していく現実に直面します。
損失を抑えることはできても、得られる利益が小さいためトータルで収支をプラスにすることが難しかったのです。「なぜ資金が増えないのか?」と悩む中で、Bさんは利益を伸ばすタイミングの重要性に気づき、小さな利益に固執せず、リスクとリワードのバランスを見直す必要性を痛感しました。
Bさんの失敗から見えてくる学びのポイントは、大きく分けて以下の2つでしょう。
続いて、こうした反省点の対策について解説します。
リスクリワードの事前計画を立てるべきだった
デイトレードで成功するためには、損切り額(リスク)と利益(リワード)のバランスが重要です。単に勝率を上げるだけではなく、1回の利益が損失を上回る計画を立てる必要があります。
例えば、①損切り1,000円で利確3,000円、②損切りが2,000円で利確が1,000円の場合で考えてみましょう。10万円で取引を開始した場合、資金の推移は以下のようになります。
取引回数 | ①の場合 | ②の場合 |
---|---|---|
1回目(勝) | 103,000 | 101,000 |
2回目(負) | 102,000 | 99,000 |
3回目(勝) | 105,000 | 100,000 |
4回目(負) | 104,000 | 98,000 |
5回目(勝) | 107,000 | 99,000 |
6回目(負) | 106,000 | 97,000 |
7回目(勝) | 109,000 | 98,000 |
8回目(負) | 108,000 | 96,000 |
9回目(勝) | 111,000 | 97,000 |
10回目(負) | 110,000 | 95,000 |
合計損益 | +10,000円 | -5,000円 |
上記から分かるように勝率は同じ50%でも、①では+10,000円、②では-5,000円と結果は大きく異なります。つまりこの方法の場合、②の方だと取引すればするほど資金は減っていくことになります。このように、利益と損失の比率が収益に大きく影響します。
デイトレードで収益を安定して上げるためには、損失と利益のバランスを慎重に設定し、長期的に見て優位性の高いリスクリワードを確保することが不可欠です。
感情的に流されずにトレード判断を行うべきだった
Bさんは損切りを徹底していましたが、利益が出ると「失いたくない」という思いから早く利確してしまい、小さな利益しか得られませんでした。
トレードで利益を安定して出すためには、感情に左右されない判断が大切です。どれだけ計画を立てても、感情で判断すると、事前に立てた計画は無駄になってしまいます。計画通りにトレードを進めるためには、一貫性のある対応を心がけることが重要です。
海外FXで行うデイトレードなら、高いリターンも狙えます。効率的な資金運用を可能にする高レバレッジ、多様な通貨ペア、高機能プラットフォーム、そしてボーナスキャンペーンなど、国内FXにはない多くのメリットがあります。しかし、デイトレで高いリターンを得るには、綿密な準備が必要です。
まずは、あなたにあった戦略を選択し、戦略に基づいた手法を選びます。次に、自分に合った業者を選ぶことも重要です。海外FX業者を選ぶ際は、信頼性の確認と同時に、適正な取引量や安いコストで取引できるのか、取引環境が整っているのかも確認する必要があります。海外FXでのデイトレードを安定的に継続していくためにも、あたなのライフスタイルに合わせて柔軟に取り組むことが大切です。
XS.com(エックスエス)では、業界トップクラスの低スプレッドを実現し、取引コストを抑えて利益を最大化できる環境を提供しています。デイトレードやスキャルピングでスピーディーに利益を狙うトレーダーにとって、最適な条件で効率的なトレードをサポートします。