押し目買い

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押し目買い

読み方 おしめがい
対義語 戻り売り

押し目買いとは、上昇している相場に対して、一時的に安い水準で新規買いエントリーをすることです。この、一時的に安い水準は押し目と呼ばれます。上昇相場に沿って買いエントリーを狙いつつ、押し目で具体的な買いポイントを探します。反対に、下降している相場に対して、一時的に高い水準で売りポジションを持つことを戻り売りと呼びます。

右図は、押し目買いのチャート例です。全体としては上昇トレンドでありつつ、その中で一時的な下降のタイミングで買いを持つことにより、トレンドの流れを追いつつ、有利な価格でポジションを持つことができます。

押し目買いのチャート例
knowledge 「押し目待ちに押し目なし」の相場
コロナショック後のユーロドルの上昇

「押し目待ちに押し目なし」という格言があります。強い上昇相場となり、押し目で買おうと待っていても、なかなか押し目が現れない状態のことです。主に株式相場で使われる用語ですが、FXにも当てはまります。

最近では、コロナショックの後にリスク回避のドル買いが始まり、ドル高方向に急激に動いた後、米国の金融緩和によって一気にドル安方向に戻った動きが「押し目待ちに押し目なし」の相場だったといえます。この相場によって、ユーロドルなど対ドルの通貨ペアは、日足単位での上昇が連続する強い上昇相場なりました。

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作成日

2020.10.29

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最終更新

2024.11.13

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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