資源国通貨

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資源国通貨

読み方 しげんこくつうか

資源国通貨とは、鉱物やエネルギーなどの天然資源・農産物などの食料資源などの輸出が、経済の大きな割合を占める国の通貨のことをいいます。代表的な資源国通貨には、豪ドル・ニュージーランドドル・カナダドル・ブラジルレアル・南アフリカランドなどがあります。

資源国 通貨 資源
オーストラリア 通貨:豪ドル 資源:鉄鉱石、石炭
ニュージーランド 通貨:ニュージーランドドル 資源:乳製品
カナダ 通貨:カナダドル 資源:天然ガス、原油
ブラジル 通貨:レアル 資源:コーヒー、鉄鉱石
南アフリカ 通貨:ランド 資源:金、プラチナ、パラジウム

資源国通貨は、その国が輸出する資源価格の動向に左右されやすいという特徴があります。例えば、原油価格が上昇した場合、その資源国であるカナダの経済が潤うため、カナダドルは買われやすくなります。あるいは、世界のエネルギー需要が低下して石炭価格が下落した場合、その資源国であるオーストラリアの経済が弱くなるため、豪ドルは売られやすくなります。

資源価格の相場は、米国や中国といった大国の景気に大きく影響されます。経済成長のためには、資源が必要となるからです。長期的にはインドや他の新興国の経済成長によって資源需要が高まれば、資源国が恩恵を受けるという見方があり、資源国通貨の見通しにも一定の影響を及ぼしています。

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作成日

2021.01.20

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最終更新

2024.11.15

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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