分散投資

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分散投資

読み方 ぶんさんとうし
対義語 集中投資

分散投資とは、特定の金融商品だけに投資を集中させるのではなく、分散させることによってリスクの分散を図る手法のことです。英国には「卵は一つのかごに盛るな」という投資格言があります。これは一つのかごに全部の卵(資金)を盛ってしまうと、そのかごを落としたときに全部が割れてしまうので、いくつかのかごに盛ってそのリスクを分散するという考え方です。

分散投資は、何を分散するかによって手法が異なります。一つ目は、異なる金融商品への分散投資です。株式や債券、不動産といった具合に投資先を分散しておくと、仮にどれか一つで大きな損失が発生したとしても資産全体を大きく損なわずに済みます。

もう一つは、時間の分散です。一度に全資金を投資するのではなく、異なるタイミングで投資することで価格変動のリスクを平準化することができます。最も手軽な方法としては積立投資があります。これには、一度に全資金を用意できなくても始められるというメリットもあります。

point 時間分散の王道「ドルコスト平均法」

一定期間ごとに一定額ずつ投資をする手法としては「ドルコスト平均法」が有名です。毎月決まった日に一定額ずつ金融商品を購入していき、高いときには少し買い、安いときには多く買うことで、価格変動リスクが平準化されます。なおかつ長期投資による複利効果を味方につけることもできるのがこの手法の特徴です。

なお、FXにおいては、特定の通貨ペアのみを取引するのではなく、通貨ペアを分散したり、「主要通貨」「先進国通貨」「高金利通貨」といったように性格の異なる通貨ペアを織り交ぜてポジションを持つことが分散投資と呼ばれる場合もあります。

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作成日

2021.05.28

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最終更新

2024.11.19

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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