ダブルボトム

streamline streamline

ダブルボトム

読み方 だぶるぼとむ
対義語 ダブルトップ

ダブルボトムとは、二つの谷(安値)と一つの山(高値)で形成されたW字のようなチャートパターンで、トレンドの反転を示唆します。下降トレンドの安値圏で出現すると、上昇トレンドの始まりになりやすいといわれています。山にあたる高値のところに引くラインをネックラインと呼び、ここを上抜けする(ブレイクする)タイミングは、買いサインの一つといわれます。

ダブルボトムとネックライン

ダブルボトムの形は必ずしも二つの谷が同じ水準になるわけではなく、変形していることもあります。ざっくりと見て左右対称になっているところを探すのが、ダブルボトムを見つけるコツです。なお、トレンド反転系のチャートパターンのことをリバーサルフォーメーションといいます。下降からの反転を示唆するパターンには、ダブルボトムの他にトリプルボトム、逆ヘッド&ショルダー、スパイクボトムなどがあります。

point ダブルボトムのエントリーポイント
ダブルボトムのエントリーポイント

ダブルボトムでは、ネックラインを上抜けするタイミングが買いサインとされます。また、その後にネックラインまで戻る動きをする場合もあり、そのタイミングももう一つの買いサインといわれます。ネックラインを上抜けした後は、上昇が勢いづくことに期待できます。その理由は、新規の買い注文に加えて、下降トレンドの継続を期待していた売りポジション利益確定や損切り注文などが重なるためです。ダブルボトムの谷の底とネックラインまでの幅を基準として、その幅をネックラインから上にとったところが、上昇が進む目標になるといわれています。

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作成日

2020.12.15

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最終更新

2024.11.14

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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