ホットウォレット

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ホットウォレット

読み方 ほっとうぉれっと
対義語 コールドウォレット

ホットウォレットとは、インターネット上に接続された仮想通貨(暗号資産)のウォレットのことです。パソコンやスマートフォンなどの端末とインターネット環境があれば、仮想通貨を保管することができます。仮想通貨のウォレットには、このホットウォレットと、インターネットに接続されていないコールドウォレットの二つがあります。

ホットウォレットとコールドウォレット

ホットウォレットにはハッキングのリスクがあるというデメリットがあり、仮想通貨取引所では、セキュリティ強度を上げるために、パスワードの複雑化や二段階認証の設定が必須とするところも増えています。

ホットウォレットとコールドウォレット

ホットウォレットのメリットは、仮想通貨の送金スピードが早く、スマートフォンやパソコンから手軽に管理を行うことができる点にあります。使いやすさから多くの人に使われる仮想通貨のウォレットですが、インターネット上に接続されているウォレットであるため、ハッキングのリスクが存在します。仮想通貨にはブロックチェーンの技術が使われているため高いセキュリティあり、仮想通貨自体を不正操作することが難しいので、比較的にセキュリティが低いホットウォレットが狙われやすいのです。

ホットウォレットにはいくつかの種類があります。一般的なものとしては、ウェブ上のサービスとして提供されるウェブウォレット、パソコンにソフトウェアをインストールして使えるデスクトップウォレット、スマートフォンなどの携帯端末にインストールをして使えるモバイルウォレット、仮想通貨取引所で仮想通貨を管理する取引所ウォレットなどがあります。

knowledge 流出の原因はホットウォレット

仮想通貨取引所で発生した仮想通貨流出の多くは、顧客からの預かり資産をホットウォレットで管理していたことに原因があります。そのため過去、日本国内の仮想通貨取引所でも2018年にコインチェックがハッキングにより580億円相当のネム(NEM)を流出、2014年までにマウントゴックスが累計390億円相当のビットコイン(BTC)を流出させた事件が起きています。仮想通貨のハッキングではホットウォレットが狙われやすいため、安全に仮想通貨の管理を行う場合には、コールドウォレットによる管理の方がリスクが低くなります。

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作成日

2021.07.02

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最終更新

2024.11.21

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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