iDeCo

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iDeCo

読み方 いでこ
同義語 イデコ、個人型確定拠出年金

iDeCoとは、「個人型確定拠出年金」の愛称です。「individual-type Defined Contribution pension plan」という英語表記から作られた造語です。個人が資金を拠出し、運用することで自前の年金を作ることを支援する制度で、税金面で一般の証券口座と比べて多くの有利な点があります。

iDeCoでは、加入者が自分で決めた定額の掛金を拠出し(銀行引き落とし・給与天引き)、定期預金・保険・投資信託といった金融商品で自ら運用していきます。掛金には加入資格に沿った上限がありますが、月々5,000円から始めることができ、1,000円単位で自由に設定することが可能です。60歳以降に年金または一時金で受け取ることとなり、それまでは原則として資産を引き出すことはできません。20歳以上60歳未満の人が加入できます。勤務先で「企業型確定拠出年金」に加入している場合でも、iDeCoに同時加入できる場合があります。

iDeCoには三つの節税メリットがあります。

  • 拠出した金額は「所得控除」の対象となり、所得税・住民税が節税となる
  • 運用で得た利息や売却益・分配金が「非課税」となる
  • 受け取りの際に「公的年金等控除」「退職所得控除」の対象となり、所得税・住民税が節税となる

iDeCoで拠出した掛金および運用の利益は、受け取る前に当人が亡くなっても遺族が受け取ることができます。

knowledge iDeCoの運用商品は会社によって異なる

iDeCo口座の開設は窓口となる金融機関に申し込みます。主に銀行・生損保・証券会社がサービスを行っていますが、開設する先によって用意されている運用商品は全く異なります。iDeCoは長ければ40年に達する長期運用の枠組みです。運用益を得るために利用する投資信託は、一般的にコスト(信託報酬)が低い商品の方が運用成績も優れている傾向があります。運用方針を決め、それが実行できる低コストの運用商品が用意されているか、事前にウェブサイトなどで確認することが必要です。

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作成日

2021.04.30

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最終更新

2024.11.15

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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