買い煽り

streamline streamline

買い煽り

読み方 かいあおり
対義語 売り煽り

買い煽りとは、主に株式投資において第三者に対して買いを煽るような情報を流したり、インターネット上で発信することを指します。買い煽りをする者やそれと近しい間柄の者は、第三者よりも早くその銘柄を買い、買い煽りによって株価をつり上げ、高値で売り抜けることを目指します。反対に、売りを煽るような情報を発信することを「売り煽り」と呼びます。

近年では、SNSや動画配信サービスで情報収集する個人投資家も少なくありません。主に初心者層はインターネット上の情報の影響を受けやすい傾向があり、そうした人たちをターゲットに発信力のある者が買い煽りをする例も珍しくありません。

point インターネットにおける作られた発信力

SNSでは、作為的にフォロワー数を増やすテクニックがいくつかあります。そのため、フォロワー数が多いからといって、必ずしも人気があり、信頼できるわけではないという点に注意が必要です。これはいわゆるインターネットリテラシーの範疇であり、さらには投資に関するマネーリテラシーだともいえます。情報を選ぶ能力、嘘を見抜く能力が必要となります。

買い煽りや売り煽りは、金融商品取引法により禁止される相場操縦に該当する可能性があります。相場操縦とは、「市場において相場を意識的、人為的に変動させ、その相場をあたかも自然の需給によって形成されたものであるかのように装い、他人を誤認させ、その相場の変動を利用して自己の利益を図ろうとする行為」を指します。違反者にはペナルティが科せられることがあり、証券取引等監視委員会による刑事告発や課徴金納付命令の勧告が行われます。

icon

作成日

2021.06.02

icon

最終更新

2024.11.20

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

免責事項:Disclaimer

icon

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。

これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。