ナスダック

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ナスダック

読み方 なすだっく
同義語 NASDAQ

ナスダック(NASDAQ)とは、米国の株式市場で、全米証券業協会により1971年に開設されました。新興企業が多く上場し、テクノロジーやゲノム関連といった時代を牽引するジャンルの企業が多いため、世界中の投資家が熱い視線を注いでいます。ラインナップとしては、アップル、アマゾン、マイクロソフト、フェイスブック、アルファベット(グーグル)、テスラ、ネットフリックス、アドビ、アムジェンと、そうそうたる企業が並んでいます。

株式市場の歴史を紐解いていくと、ナスダックが最初に大きな注目を集めたのは、1990年代後半のことです。ウィンドウズ95の発売で火がついたインターネットブームは、株式市場を大いに活気づかせ、インターネット関連の新興企業が多く上場するナスダックは、その舞台となりました。世にいう「ドットコムバブル」であり、ビジネスモデルも収益性も何もない企業でも、「.com」と名がつけば、株価はロケットのように上昇したのです。

knowledge ナスダックが脚光を浴びたドットコムバブル

ナスダックに上場する企業から金融業を除き、時価総額と流動性が高い上位100銘柄で構成されるナスダック100指数は、ウィンドウズ95が発売された1995年8月には約580ポイントをつけていました。2000年3月には約4800ポイントに達し、約4年半で8倍に成長して過去最高値終値ベース)となりました。しかし内実のないドットコムバブルはあえなくはじけ、2002年10月に約800ポイントの大底をつけるまでとなり、ナスダック100指数は約8割の価値を失ったのです。

ドットコムバブルに続き、再度ナスダックが脚光を浴びているのが2020年です。新型コロナウイルスが社会を変えていく中、リモートワークやネット通販、巣ごもり消費といった新しい生活スタイルの多くが、ナスダックに上場するテクノロジー企業への追い風となっています。2020年には、ナスダック100指数は史上最高値を更新し、12,000ポイントを上回りました。

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作成日

2020.12.22

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最終更新

2024.11.14

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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