億り人とは、金融投資によって1億円の資産を築いた人を指す俗語です。2008年に公開された滝田洋二郎監督の映画『おくりびと』をもじったもので、仮想通貨(暗号資産)が流行した2017年ごろから使われるようになりました。
当時の仮想通貨FXにはレバレッジ規制がなく、また海外の取引所も多く利用されており、数百倍のレバレッジ取引をする人も少なくありませんでした。そこに、仮想通貨バブルが起こったため、少ない元手を1,000万円、1億円、さらには10億円にする人が出現しました。なお、10億円の資産を築いた人を指す、「自由億」(じゆうおく)という言葉まで生まれました。
仮想通貨バブルにより、多くの億り人が誕生しました。しかし、2017年12月にビットコインが当時の史上最高値約240万円を記録して以降、バブル崩壊のごとく価格は暴落し、2019年には30万円台を記録するほど低迷期を迎えました。それに歩調を合わせるように、2017年は成績好調であっても、それ以降は低迷してしまった人も少なくありません。そんな人を慌てさせたのが、2017年分の納税です。2017年に成績好調で億り人になった人は、2018年に累進課税による最大55%の金額を納税しなければならなかったのです。
作成日
:
2021.05.14
最終更新
:
2024.11.19
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