インターネット証券とは、実店舗を構えずにインターネット上でサービスを提供する証券会社のことです。オンライン証券と呼ばれることもあります。これに対して、実店舗を構え店頭で取引できる証券会社は「店頭証券」です。インターネット証券は実店舗を構えないことから事業経費を圧縮でき、そのため取引手数料などのコスト面が、店頭証券に比べて安いというメリットがあります。
現在では、投資家が自身の判断に基づき、パソコンや携帯端末で売買できますが、インターネットの発達前は、店頭に出向いて売買注文をしたり、電話で担当の営業に注文を出していました。
米国では1995年にインターネット証券が始まり、日本では1998年に松井証券がインターネットによる株取引サービスを開始しました。その後株式売買委託手数料の自由化(1999年)に伴い、異業種から参入するケースが相次ぎ、インターネット証券が隆盛期に入りました。
近年では、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、GMOクリック証券、松井証券が売上高やシェアにおいて代表的存在です。インターネット証券業界の業界規模は右肩上がりに推移しており、特に2020年3月に新型コロナウイルスの感染拡大により株価が急落した際に、新規口座開設や売買が活発になりました。
実店舗を構える証券会社としては、野村證券、SMBC日興證券、大和証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が代表的存在です。インターネット証券よりも手数料が割高になるものの、金融に対する豊富な知識とノウハウがあり、また株式、投資信託、債券、などのさまざまな金融商品を取り扱っているのもメリットです。
作成日
:
2021.07.16
最終更新
:
2024.11.19
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