プライベートブロックチェーンとは、組織や集団内で使われる閉鎖的なブロックチェーンのことです。管理者によって管理が行われる中央集権型のブロックチェーンで、金融機関などによる運用が想定されています。
ブロックチェーンはパブリック型とパーミッション型の2種類に分けることができます。パブリック型は参加者が限定されていない、誰でも参加することができるブロックチェーンです。パーミッション型は参加者が限定される、管理者からの許可がなければ参加することができないブロックチェーンで、プライベートブロックチェーンはパーミッション型に分類されます。
管理者が存在することから、ブロックの承認は特定の者が行っています。そのため、トランザクション(取引)の承認が早く、マイニング報酬など承認作業に対する対価(インセンティブ)を設定する必要がありません。
参加者も管理者から許可を得た人達だけであり、承認を行う人を特定しているため信頼があります。情報の内容や公開範囲については、組織内の参加者にしか公開されないため限定的で秘匿性があり、情報を管理者の判断で自由にコントロールすることができます。
その反面、管理者によって自由にトランザクションデータやルールの変更を行うことができ、悪意ある管理者の場合には利益を優先するために自己に都合の良い内容に情報が変更されてしまう、安全性・透明性・公共性が低いといったデメリットもあります。
プライベートブロックチェーンの規模を大きくしたブロックチェーンとしてコンソーシアム型が存在します。ブロックチェーンのパーミッション型は、プライベート型(プライベートブロックチェーン)とコンソーシアム型に分けることができ、コンソーシアム型は複数の組織や集団によって運営されるブロックチェーンです。コンソーシアム型では、複数の組織にまたがった情報共有や協力を行えるというメリットがあります。
作成日
:
2021.08.26
最終更新
:
2024.11.21
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