プライベートブロックチェーン

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プライベートブロックチェーン

読み方 ぷらいべーとぶろっくちぇーん
対義語 パブリックブロックチェーン

プライベートブロックチェーンとは、組織や集団内で使われる閉鎖的なブロックチェーンのことです。管理者によって管理が行われる中央集権型のブロックチェーンで、金融機関などによる運用が想定されています。

ブロックチェーンはパブリック型とパーミッション型の2種類に分けることができます。パブリック型は参加者が限定されていない、誰でも参加することができるブロックチェーンです。パーミッション型は参加者が限定される、管理者からの許可がなければ参加することができないブロックチェーンで、プライベートブロックチェーンはパーミッション型に分類されます。

プライベートブロックチェーンの仕組み

管理者が存在することから、ブロックの承認は特定の者が行っています。そのため、トランザクション(取引)の承認が早く、マイニング報酬など承認作業に対する対価(インセンティブ)を設定する必要がありません。

参加者も管理者から許可を得た人達だけであり、承認を行う人を特定しているため信頼があります。情報の内容や公開範囲については、組織内の参加者にしか公開されないため限定的で秘匿性があり、情報を管理者の判断で自由にコントロールすることができます。

その反面、管理者によって自由にトランザクションデータやルールの変更を行うことができ、悪意ある管理者の場合には利益を優先するために自己に都合の良い内容に情報が変更されてしまう、安全性・透明性・公共性が低いといったデメリットもあります。

knowledge 少し規模大きなコンソーシアム型

プライベートブロックチェーンの規模を大きくしたブロックチェーンとしてコンソーシアム型が存在します。ブロックチェーンのパーミッション型は、プライベート型(プライベートブロックチェーン)とコンソーシアム型に分けることができ、コンソーシアム型は複数の組織や集団によって運営されるブロックチェーンです。コンソーシアム型では、複数の組織にまたがった情報共有や協力を行えるというメリットがあります。

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作成日

2021.08.26

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最終更新

2024.11.21

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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