ソーシャルボンドとは、社会における課題に取り組むプロジェクト(ソーシャルプロジェクト)の資金を調達するために発行される債券のことをいいます。ただし、金融の世界では国際資本市場協会(ICMA)が定めた規則にのっとって発行された債券のみをソーシャルボンドとして扱います。ICMAは国際債券市場に携わる関係者で構成される自主規制団体です。
過去に設定されたソーシャルボンドには、温暖化対策を目的とする「グリーンボンド」、予防接種普及を目的とする「ワクチン債」、途上国の教育支援を目的とする「教育ボンド」など、さまざまなタイプがあります。
ソーシャルボンドは機関投資家に販売されるもので、基本的に個人投資家は投資できません。ただし、ソーシャルボンドを組み入れる投資信託などが設定されれば、一般個人が投資する道が開かれます。
日本の企業・組織では、ANA・東日本高速道路・阪神高速道路・日本政策金融公庫・国際協力機構(JICA)・日本学生支援機構・東京大学などがICMAが定める規則にのっとったソーシャルボンドを発行しています。
作成日
:
2021.01.20
最終更新
:
2024.11.15
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