現物とは、金融市場で売買される株式や債券などの実物のことをいいます。この実物を購入・売却する取引形式が「現物取引」です。これとは逆に、現物の引き渡しを伴わず、売り買いを行った時点での差額だけをやり取りする取引を「差金決済取引」といいます。 現物取引と差金決済取引の違いは、売りから取引を始めることができるかどうかという点です。現物取引の場合、実物を実際に購入するため、必ず「買い」から始まります。一方、差金決済取引では売りから取引を始めることも可能です。
現物取引は、株や仮想通貨(暗号資産)の取引で広く行われています。株式の現物取引を行う場合、持っている資金の範囲内で株式を実際に購入して保有します。一方、信用取引や先物取引において差金決済取引を行う場合は、株式や債券、商品等の現物をやり取りすることなく、買い建てまたは売り建てた金額と、決済した際の差額だけをやり取りします。
作成日
:
2021.01.20
最終更新
:
2024.11.15
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