含み益とは、保有している未決済のポジションに、利益が出ている状態のことを表します。FXの取引は、ポジションを保有した後に決済をして初めて損益が確定します。保有ポジションの、現在の価格に対する評価損益を「未実現損益」と呼び、その時点で決済すると利益になる場合を含み益、損失になる場合を含み損といいます。1ドル100円のときにドル円の買いポジションを保有したとすると、まだ決済を済ませていない状態で、100円よりも高ければ含み益、低ければ含み損になります。含み益の状態で決済を行えば、利益確定となります。
評価損益は、ポジションを保有してから決済するまでの間、価格の変動に合わせてリアルタイムで変化します。FXでは、新規注文後に含み益がどれだけ大きくなっても、決済を行わなければ実際の利益にはなりません。また、含み益が出ているからといって、この先も利益のある状態が続くとは限らず、決済を先延ばしにしていると含み損に転じる可能性もあるので注意が必要です。含み益の状態から含み損に転じるのを避ける方法としては、含み益が増えるとその分決済逆指値を切り上げる「トレーリングストップ」があります。
作成日
:
2020.12.29
最終更新
:
2024.11.19
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