週足

streamline streamline

週足

読み方 しゅうあし

週足とは、1週間の値動きを表したローソク足のことです。一部のFX会社の取引ツールを除き、月曜日のオセアニア市場開始(始値)から、金曜日のニューヨーク市場終了(終値)までの値動きにより描画されます。

FXのチャート分析において、日々の値動きの結果を表す日足は、最も多くの投資家から注目されます。そして、その上位にあたる週足(および月足)は相場の大局を確認するのに役立ちます。例えば、日足が上昇トレンドを示している場合に、週足でも同じ方向性を示しているのであれば、その日足ベースのトレンドで取引する優位性が高まります。逆に、日足と週足のトレンドが一致していなければ、優位性は低いものと判断できます。

毎日チャートをチェックしていたとしても、週足や月足にはあまり変化がないことから、おろそかにされがちです。しかし、大局の流れを知っていれば、下位時間軸での優位性を発見しやすくなります。スキャルピングなどの超短期売買をする人にとっては、週足や月足の流れを知ることの影響力は薄いですが、日足や1時間足を参照する取引をする人にとっては意味を持つといえます。

knowledge 日足や週足で戦っていた昭和の投資家

チャートソフトやインターネットが普及した現在は、リアルタイムで1分足(もしくはティックチャート)の情報を得ることができ、またさまざまなテクニカル指標を用いた分析が自由自在にできます。しかし、昭和の株式相場などでは、新聞やラジオで日足の情報を得るのが一般的であり、そうしたことから日足や週足による売買戦略が発達していました。時には、長い時間軸のローソク足のみで、テクニカル指標を用いずに分析してみることで、新たな発見ができる可能性もあります。

icon

作成日

2021.04.21

icon

最終更新

2024.11.15

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

免責事項:Disclaimer

icon

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。

これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。