値ごろ感とは、為替や株などにおいて、売買メリットがあると投資家が感じる価格水準を指し、主に逆張りをする際の判断に使われます。何らかの指標で具体的に定義づけられているわけではなく、主観的な判断であることが特徴です。
一般的に値ごろ感があると見なされるのは、売られ過ぎている場合と買われ過ぎている場合です。テクニカル的な示唆がなくても、直感的に売られ過ぎや買われ過ぎが感じられる場面では、投資家が値ごろ感を意識する可能性があります。RSIなどのオシレーター系のテクニカル指標の示唆と値ごろ感の広がりが一致する場合、値ごろ感や各種オシレーターが示唆する方向に動く可能性が高まると想定できます。
「もうはまだなり、まだはもうなり」というのは、有名な相場格言です。「もうトレンドは終わる」と思っていたらまだ続くことがあり、その逆に「まだトレンドが続く」と思っていたらもう終了段階になっていた、という具合です。値ごろ感から逆張りでトレードする場合は、「もうトレンドが終わる」という相場観に基づいていますが、そんな相場観があるからといって必ずしも反転するわけではありません。この相場格言を肝に銘じて、総合的な相場分析をする必要があるといえます。
作成日
:
2020.12.29
最終更新
:
2024.11.18
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