逆張り

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逆張り

読み方 ぎゃくばり
同義語 逆張り、カウンタートレード
対義語 順張り、トレンドフォロー

逆張りとは、相場の流れに逆らうよう、それまでとは逆の方向に売買する戦略のことです。相場が上昇して買われ過ぎの状況なら売り、下降して売られ過ぎの状況なら買いのポジションで利益を上げます。英語ではカウンタートレードと呼びます。

逆張り

レンジ相場と呼ばれる、一定の値幅の間を行き来する環境においては、この逆張り戦略が有効です。しかし、一方方向への値動きが継続するトレンド相場で逆張りをしてしまうと、大きな損失が発生する可能性もあります。

逆張り

逆張りでの売買タイミングを判断するには、オシレーター系指標が役立ちます。RSIストキャスティクスなどは、数値が振り子のように行ったり来たりを繰り返し、相場の買われ過ぎや売られ過ぎを把握することができます。

FXにおいて、トレンド相場になっている時間よりもレンジ相場になっている時間の方が多いといわれています。レンジ相場で逆張りする場合は、トレンド相場での順張りに比べて、獲得の期待できる値幅が小さくなり、その一方で取引の機会は多くなります。

point 押し目買い・戻り売りは逆張り?

トレンドフォローの代名詞である押し目買い戻り売りは、相場がトレンド方向へ順行しているところではなく、いったん逆行したところでトレンドへの回帰を狙って売買することです。つまり押し目買い・戻り売りは、大きな視点で見ればトレンドフォローになりますが、小さな視点で見れば逆張りになるのです。

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作成日

2021.04.28

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最終更新

2024.11.15

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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