アスク

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アスク

読み方 あすく
同義語 ASK、オファー
対義語 ビッド、BID

アスク(ASK)とは、FX会社から提示されているレートのうち、投資家にとっての買値のことです。それに対し、投資家にとっての売値はビッド(BID)といいます。アスクは「オファー」とも呼ばれ、元々は売り手が希望する価格、つまり売値を意味します。アスクが投資家にとっての買値となるのは、相対取引の相手であるFX会社にとっての売値が投資家にとっての買値となるためです。

FX会社は、アスクとビッドの2種類のレートを提示していて、その差のことをスプレッドといいます。アスクの方が高く、ビッドの方が低く設定されるため、買いと売りで両建てポジションを持った場合、スプレッド分で収支がマイナスとなります。

ビッドとアスク

スプレッドは、FX会社がカバー取引を発注する際のコストとして必要となるため、どのFX会社でも発生します。また、このスプレッドの中にFX会社の受け取る手数料相当分が上乗せされている場合もあります。

ビッドとアスク
point スプレッドは短期トレードで特に重要

スプレッドは、取引一回ごとにかかるコストであるため、スプレッドが狭い方が利益を残しやすくなります。しかし、スプレッドをどの程度重視すべきかはトレードスタイルによっても異なります。例えば、数日以上ポジションを保有し、100pips以上の利益を狙うスイングトレードでは、ドル円であれば0.3~2pips程度に収まることの多いスプレッドの影響はそれほど大きくはありません。しかし、数pips~十数pips程度の小さな利益を積み重ねるスキャルピングでは、スプレッドが0.1pips違うだけで利益に影響が出ます。このため、スキャルピングを行うトレーダーは特にスプレッドを重視してFX会社を選ぶ傾向があります。

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作成日

2020.12.29

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最終更新

2024.11.14

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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