ベーシックアテンショントークン(BAT)とは、Braveというウェブブラウザで使用される仮想通貨(暗号資産)です。イーサリアム(ETH)のブロックチェーン上で開発されたERC-20トークンで、独自のブロックチェーンはありません。Brave上に表示される専用の広告を視聴することで、ユーザーが報酬としてベーシックアテンショントークンを受け取ることができる仕組みがあるのが特徴です。
発行上限枚数は15億BATで全て発行済みです。2017年6月に行われたICO(新規通貨公開)では、30秒間で約3,500ドルの資金調達に成功し、当時のICOとして過去最高額を記録しました。
Braveにはウェブ上で配信される広告をデフォルトでブロックする機能があり、代わりに控えめな専用の広告が配信されます。この専用の広告を視聴すると、ベーシックアテンショントークンを受け取ることができます。他にもベーシックアテンショントークンはウェブ上のコンテンツクリエイターへの支援として送付をすることができ、これらの仕組みはBrave Rewardsと呼ばれています。
ベーシックアテンションは現状、Braveユーザーの広告閲覧による報酬、コンテンツクリエイターへの支援として使われていることがほとんどです。しかし、Braveの開発元であるBrave Softwareは将来的に、コンテンツの購入やサービス料金の支払いとして活用できる予定としています。 なお、過去には韓国のK-POPスターである防弾少年団(BTS)やeスポーツチームと提携した限定版ブラウザを提供しており、Braveのトップページに防弾少年団やeスポーツチームの選手が表示され、広告閲覧によってユーザーが得たBATポイントはチームに支援することができました。
Braveの広告視聴によって得られるベーシックアテンショントークン(BAT)は、日本においては国内の資金決済に関する法律によって受け取ることができず、代わりとしてBATポイント(BAP)が提供されていました。しかし現在は、国内仮想通貨取引所bitFlyerとの提携によって、BraveとbitFlyerのアカウントを連携させることでベーシックアテンショントークンを獲得することが可能です。
作成日
:
2021.07.05
最終更新
:
2024.11.21
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