イーサリアム

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イーサリアム

読み方 いーさりあむ
同義語 ETH

イーサリアムとは、2015年に開発された、ブロックチェーン上でアプリケーションの開発・実行を行うことができるプラットフォームの名称です。そのプラットフォーム上で使われる仮想通貨(暗号資産)をイーサ(Ether)と呼びますが、このイーサも一般的にイーサリアムと呼ばれます。イーサのティッカーシンボルはETHです。

イーサリアムのロゴ

イーサリアムは、ブロックチェーンを通貨に限らないさまざまな目的で使用できるようにすることに主眼を置いています。2021年2月現在、時価総額はビットコインに次ぐ第二位で、多くの仮想通貨取引所で取り扱われています。

イーサリアムのロゴ

イーサリアムの特徴は、スマートコントラクト(smart contract)と、分散型アプリケーション(dApps)です。スマートコントラクトとは、「特定の条件」と「条件が満たされた場合の行動」をイーサリアム上に記載しておけば、条件が満たされた際にプログラムが自動で実行されることを指します。例えば、「2022年1月31日になったら(条件)、100ETHをAさんに送金する(行動)」といったように実行されます。イーサは、このスマートコントラクトを実行する際の手数料(ガス)としても使用されます。

イーサリアムでは、このスマートコントラクトを利用して、さまざまな分散型アプリケーション(dApps)を開発することができます。dAppsとは、中央管理者が存在せず分散管理されるアプリケーションの総称で、ビットコインもdAppsに含まれますが、イーサリアムは、このdAppsを開発できるプラットフォームであることが大きな特徴です。

knowledge イーサリアムの大型アップデートがスタート

2020年12月に、イーサリアムの大型アップデートである「ETH2.0」が始まり、トランザクション(取引)の承認方式を、ビットコインと同じPoWからPoSに移行させる作業が行われることになりました。2021年以降、PoWとPoSが同時稼働され、徐々にPoSに移行されます。このことで電力の使用量が大幅に減り、ネットワークの処理速度が上がることが期待されます。

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作成日

2021.03.02

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最終更新

2024.11.21

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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