分散型アプリケーション

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分散型アプリケーション

読み方 ぶんさんがたあぷりけーしょん
同義語 Dapps

分散型プリケーション(Dapps)とは、管理者不在で自律的に行動を行う非中央集権のアプリケーションのことをいいます。「Decentralized Applications」の略称で、Dappsと呼ばれることもあります。

ブロックチェーンを利用したサービスなどを提供するアプリケーションの総称であり、データを改ざんされる心配が少なく、中央管理ではなく分散管理であるためサーバーダウンによるサービス停止の心配も少ないといった特徴を持ちます。

分散型アプリケーション

分散型アプリケーションは以下の要件を満たすアプリケーションであるとされています。

  • アプリケーションは完全にオープンソースで公開される必要があり、ブロックチェーン利用により自律的に動作し、変更などは参加者の合意により決定される。
  • アプリケーションのデータや操作などの記録は、ブロックチェーンによって分散された状態で安全に保存される。
  • アプリケーションはトークン(仮想通貨)を使用する必要があり、マイナー(採掘者)には報酬をアプリケーションのトークンで支払う。
  • アプリケーションのトークンは、標準の暗号化アルゴリズムによって生成する必要がある。

分散型アプリケーションはビットコインの概念を基に作られましたが、現在ではイーサリアム基盤の分散型アプリケーションがほとんどです。イーサリアムが分散型プリケーションとして主流となった理由としては、金融サービス以外での分散型アプリケーションの利用を推進したことや、容易に開発が行えるプラットフォームを提供し、開発者から一般のユーザーまで自由に利用開発できたことなどが挙げられます。

point DeFiや分散型取引所もDapps

ブロックチェーンを利用して作られたアプリケーションの多くが分散型アプリケーション(Dapps)となります。例えば、分散型金融であるDeFi分散型取引所であるDEX、Dappsゲームなどがあります。Dappsの名が付くものは分散型アプリケーションと分かりやすいのですが、DeFiやDEXなど分散型プリケーションであるという認識を持たれにくいものも多数存在しています。

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作成日

2021.06.24

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最終更新

2024.11.21

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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