英国中央銀行金融政策委員会

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英国中央銀行金融政策委員会

読み方 えいこくちゅうおうぎんこうきんゆうせいさくいいんかい
同義語 MPC

英国中央銀行金融政策委員会とは、英国の中央銀行であるイングランド銀行(BOE:Bank of England)に属する金融政策委員会(MPC:Monetary Policy Committee)のことです。MPCは総裁と3部門の副総裁(金融政策・金融安定・金融市場および銀行)、チーフエコノミスト、首相が任命した4人の外部メンバーの計9人で構成されます。

MPCは年8回(1・3・5・6・8・9・11・12月)行われます。そのうちの2・5・8・11月開催分では、同時に四半期インフレ報告および総裁による記者会見が行われます。この四半期インフレ報告などが同時に行われる回は「スーパーサーズデー」と呼ばれ、金融政策の変更はこの回に行われることが多いという特徴があります。

会合の目的は、第一に英国政府が定めたインフレ目標(2%)に基づき物価の安定を図ることです。第二の目的は成長や雇用に関わる英国政府の経済政策を支援することとなっています。

knowledge MPCによる積極的な金融緩和政策

MPCは2020年3月、新型コロナウイルスによる経済ショックへの対応で緊急利下げを行い、政策金利を過去最低の0.1%としました。同時に国債や社債などの買い入れによる量的緩和政策を約3年半ぶりに大幅に拡大しています。2020年9月の定例会合ではマイナス金利の有効性を議論したことを公表するなど、積極的な金融政策を採用し政府との協調を重視する姿勢で知られています。

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作成日

2021.06.21

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最終更新

2024.11.15

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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