余剰証拠金とは、FXや商品先物などで証拠金取引で、保有しているポジションの必要証拠金として使用しておらず、新たな取引に使用できる資金のことを指します。
証拠金取引では、証券会社に預け入れた証拠金全体から含み損・含み益を除いた金額を有効証拠金、ポジションを保有するために口座内に保持する必要のある資金を必要証拠金と呼びます。余剰証拠金は、有効証拠金から必要証拠金を差し引いた金額のことで、新たなポジションを建てる場合には、この余剰証拠金がそのポジションの必要証拠金を上回っている必要があります。
証拠金取引の仕組み上は、必要証拠金が有効証拠金の金額と同額になるまで新規のポジションを建てることができます。しかし、余剰証拠金が少ないとわずかな値動きでロスカットされてしまうため、ある程度の含み損に耐えられる金額の余剰証拠金を残しておく必要があります。
ポジションを保持するために拘束されている資金が必要証拠金なので、ポジションを解消すればその分の必要証拠金が減り、余剰証拠金が増えることになります。証拠金維持率は「有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100」で計算されるため、含み損が膨らんでロスカット水準が近くなってしまった場合には、一部のポジションを決済することで証拠金維持率を回復させることができます。
作成日
:
2021.03.05
最終更新
:
2024.11.22
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