窓開けとは、チャート上のローソク足とローソク足の間に大きな空間(窓)が開くことです。チャートの上方向に窓を開けることを「上窓」、下方向に窓を開けることを「下窓」と呼びます。24時間取引が続くFXにおいては、ローソク足の終値が、次のローソク足の始値に引き継がれるのが基本です。しかし例外的に、週をまたぐときや、相場の急変動時には、この法則を逸脱する可能性があります。
FXでは主に、週またぎの窓開けが注目されます。週またぎで窓開けが発生する理由には、さまざまな要因が関係しています。休場している土日の間に、突発的な要人発言や金融経済の重大ニュース、テロや戦争などの地政学リスクが発生すれば、月曜朝の窓開けの要因となります。その他、土日でも開場しているイスラム圏市場における、土日の間の一方的な値動きが要因となることもあります。
FXの場合、窓開けが発生した場合は、空いた空間を埋めるように為替レートが推移しやすいという傾向があります。これを窓開けに対する「窓埋め」と呼び、この傾向を狙った取引手法も存在します。ただし、窓は必ず埋めるられるわけではなく、埋めるとしてもそれに要する時間は一定ではありません。あくまでも傾向に過ぎないので、過度の期待は禁物です。
作成日
:
2020.11.19
最終更新
:
2024.11.14
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