ローソク足

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ローソク足

読み方 ろーそくあし

ローソク足とは、ある一定期間の値動きを、始値高値安値終値といった4本値で表したものです。ローソクの形状に似ていることから、その名がつけられました。このローソク足を時系列に沿って表示したのが、ローソク足チャートと呼ばれるチャートです。相場の状況や流れを一目で確認できることから、為替相場はもちろん株式相場や商品相場などの値動きを分析するのに利用されています。

ローソク足

ローソク足は実体と実線(ヒゲ)で構成され、始値と終値を示す四角の部分を実体、実体から上に伸びた高値を示す線を上ヒゲ、実体から下に伸びた安値を示す線を下ヒゲと呼びます。そしてローソク足のうち、価格が上昇した(始値よりも高い価格で終値をつけた)ものを陽線、逆に価格が下降した(始値よりも安い価格で終値をつけた)ものを陰線といいます。

point 相場の強弱や方向性が分かる

わずか1本のローソク足から相場状況がどのようになっているかを把握できます。例えば、実体が大きくて長い陽線(大陽線)が出現したときは買い方の勢いが強いこと、実体が大きくて長い陰線(大陰線)が出現したときは売り方の勢いが強いことが分かります。また、長い上ヒゲがついた場合は、大きく値上がりしたものの、そこから反転下降して終値をつけたという値動きがあったことが読み取れます。逆に長い下ヒゲがついた場合は、大きな値下がり後に反転し上昇してきたことを示します。

ローソク足は4本値を取得する期間によって呼び方を区別します。例えば、期間が1分なら1分足、1時間なら1時間足、1日なら日足、1週間なら週足、1か月なら月足となります。それぞれの期間の開始時についた価格が始値、期間中で最も高い価格が高値、最も安い価格が安値、最後についた価格が終値です。

日本で誕生したローソク足ですが、現在ではcandle stick chartという名で、海外でも広く愛用されています。その起源には諸説ありますが、江戸時代に活躍した本間宗久にルーツがあるという説が一般的です。

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作成日

2021.04.01

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最終更新

2024.11.22

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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