GMT

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GMT

読み方 じーえむてぃー
同義語 グリニッジ標準時、Greenwich Mean Time

GMTとは、英国のロンドンにあるグリニッジ天文台の経度を基準とした標準時のことです。英語では「Greenwich Mean Time」と表記し、その頭文字を取ってGMTと呼ばれます。このグリニッジ天文台を経度ゼロとして、ここから東経、西経と東西に経度が広がるにつれて時差が発生します。経度15度ごとに時差が1時間ずつずれていくため、グリニッジ天文台から見て東経135度である日本は「135 ÷ 15 = 9」となるため、時差は9時間です。これをGMTでは「GMT+9」と表記します。

FXは24時間常に世界のどこかで市場が動いており、世界各地の市場は時差によってリレーのようにつながっていきます。そうした世界各国の市場の連続性を確保するために、統一基準としてGMTが用いられています。

世界の多くのFX会社は、世界経済の中心ともいえる米国のニューヨーク市場を基準に時刻を管理していて、ニューヨーク市場のクローズのタイミングで日足が切り替わります。このタイミングがちょうど0時になるのは、GMT+2(夏時間はGMT+3)です。なお、このGMT+2となる地域は東欧州で、日本時間(GMT+9)と比較すると、日本時間の方が7時間(夏時間は6時間)先行しています。

point 日本時間を表示するインディケータも

MetaTrader4(MT4)/MetaTrader5(MT5)を初めて使ったとき、表示されている時間が日本時間と異なることに戸惑う経験をする人も多くいます。これは、ニューヨーク市場のクローズが基準になると認識することで理解しやすくなります。トレードの際不便な場合は、MT4/MT5のチャート画面に日本時間を表示するカスタムインディケータを使用するといいでしょう。

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作成日

2021.04.20

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最終更新

2024.11.18

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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