インデックス運用とは、TOPIXや日経平均、NOMURA-BPIといったインデックス(指数)に連動するように運用する投資手法です。パッシブ運用とも呼ばれます。運用者の裁量で自由に利益を追求するアクティブ運用とは異なり、運用者によるリサーチや収益を狙った売買が不要なため、投資家が負担するコストを低く抑えることができます。
インデックス運用を行う方法は、「インデックスファンド」と「上場投資信託(ETF)」に大別できます。インデックスファンドは銀行や証券会社で購入可能で、低コストなものを選ぶことが適切です。ETFは証券会社を通して市場でリアルタイムに売買できますが、銘柄によって流動性(リクイディティ)が異なるため注意が必要です。
代表的なインデックスは、次の通りです。
資産 | インデックス | 投資対象 |
---|---|---|
日本株式 | TOPIX | 東証一部上場企業 |
日経平均株価 | 日本経済新聞社が選ぶ225銘柄 | |
先進国株式 | MSCIコクサイ | 日本を除く先進国22か国の株式 |
新興国株式 | MSCIエマージング | 新興国23か国の株式 |
日本債券 | NOMURA-BPI | 日本の投資適格債券 |
先進国債券 | FTSE世界国債インデックス(除く日本) | 日本を除く先進国21か国の国債 |
新興国債券 | JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド | 新興国19か国の国債 |
資産 | |
日本株式 | |
インデックス | 投資対象 |
TOPIX | 東証一部上場企業 |
資産 | |
日本株式 | |
インデックス | 投資対象 |
日経平均株価 | 日本経済新聞社が選ぶ225銘柄 |
資産 | |
先進国株式 | |
インデックス | 投資対象 |
MSCIコクサイ | 日本を除く先進国22か国の株式 |
資産 | |
新興国株式 | |
インデックス | 投資対象 |
MSCIエマージング | 新興国23か国の株式 |
資産 | |
日本債券 | |
インデックス | 投資対象 |
NOMURA-BPI | 日本の投資適格債券 |
資産 | |
先進国債券 | |
インデックス | 投資対象 |
FTSE世界国債インデックス(除く日本) | 日本を除く先進国21か国の国債 |
資産 | |
新興国債券 | |
インデックス | 投資対象 |
JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド | 新興国19か国の国債 |
近年では世界的に、投資資金がアクティブ運用からインデックス運用へシフトする動きが継続しています。この背景には、ファイナンス理論でインデックス運用が最も「効率的」とされていることがあります。アクティブ運用で高リターンを狙うと、それに伴い必ずリスクも増えてしまい、リスクとリターンの比率で測る効率性がインデックス運用より劣ることになります。実際に、アクティブファンドとインデックスファンドの大規模な調査を毎年行っているS&P社によれば、世界各国の株式市場において、10年の長期でインデックスファンドの成績を上回るアクティブファンドは1割程度にとどまっています。
作成日
:
2021.07.14
最終更新
:
2024.11.22
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