メジャー通貨

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メジャー通貨

読み方 めじゃーつうか
対義語 マイナー通貨

メジャー通貨とは、外国為替市場において取引量が多く流動性の高い通貨のことを指します。国際的な定義はありませんが、一般にドル、ユーロ、円、ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフランなどがメジャー通貨に該当します。これに対し、メジャー通貨以外の取引量が少ない通貨をマイナー通貨と呼びます。

メジャー通貨同士の通貨ペアは常時取引量が多いため、売買が成立せず値動きが大きく振れるといったアクシデントは基本的にありません。メジャー通貨は経済的に安定している先進国の通貨で、金融政策や政治経済の不確実性も低いので、FX取引の初心者には比較的取引しやすい通貨ペアです。

一方、マイナー通貨では、新興国ならではの政治・経済リスクや地政学的リスク、制度面の不備が為替レートに大きな影響を与える可能性があり、注意が欠かせません。低金利が長く続く日本では、スワップポイントの受け取り目的でトルコリラや南アフリカランド、メキシコペソといった高金利のマイナー通貨と円の通貨ペアが一定の人気を博しています。しかし、マイナー通貨は世界的に見て取引量が少なく流動性が低いため、ニュース等をきっかけに大きな値動きが発生するリスクがあります。

point メジャー通貨はスプレッドもお得

メジャー通貨同士の通貨ペアは取引量が多く、投資家の関心も高いことから、スプレッドが狭くなっています。スプレッドが狭いと、その分取引で得られる利益は多くなります。また、流動性が高く取引が成立しやすいため、スリッページも発生しにくいという傾向があります。

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作成日

2021.01.20

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最終更新

2024.11.15

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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