二番底とは、下降相場の「底」を表す言葉で、文字通り二番目につける底を指します。一般的に下降相場では、一気に底をつけるのではなく、戻りを見せながらも底を更新していく傾向があります。大きな値幅を下げた後には、それを割安のタイミングだと判断して買い始める投資家が多いものですが、それに対して二番底への警鐘が鳴らされることが多くあります。
実際に、過去の暴落を振り返ると、二番底、三番底をつけるケースが多くあります。代表的なのが、2008年9月にリーマン・ブラザーズの経営破綻をきっかけとして起こったリーマン・ショックの相場です。日経平均株価を振り返ると、約1か月後の同年10月前半に一番底をつけ、そこから回復を見せたものの、同月後半に二番底をつけるまで再度下降しました。その二番底をもって底打ちとなり、相場は回復したかに見えましたが、2009年3月にかけて相場は崩れ、三番底をつけるに至りました。
二番底、三番底は、前の安値を更新することがなくても、同じくらいの水準まで下がればそのように呼ばれます。
作成日
:
2021.07.30
最終更新
:
2024.11.18
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