ペナント

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ペナント

読み方 ぺなんと

ペナントとは、レジスタンスライン高値と高値を結んだ線)とサポートライン安値と安値を結んだ線)が収束していく形状を指します。もち合いのチャートパターンの一種で、トレンドの継続を示唆します。チャートの形が三角旗(ペナント)に似ていることからペナントと呼ばれます。

ペナント

上昇トレンドの途中で出現するのが「上昇ペナント」、下降トレンドの途中で出現するのが「下降ペナント」です。

ペナント

上昇ペナントでは、上昇トレンド中に買い方と売り方の圧力が拮抗することでレジスタンスラインとサポートラインの幅が徐々に狭まっていき、三角形を形成します。そして、ペナント完成後は元のトレンドに回帰し、上昇の勢いを強める傾向があります。それと同様に、下降ペナントもやがては下降トレンドへ回帰し勢いを強めます。

ペナントはレジスタンスラインとサポートラインが収束していくという性質上、事前に完成するタイミングをある程度予測できます。例えば、上昇ペナントならペナント完成後にレジスタンスラインをブレイクしたタイミングでエントリーするのが基本でが、ペナント完成を見越してブレイク前のタイミングで一手早くエントリーするのも有効です。

knowledge フラッグも重要なトレンド継続パターン
フラッグ

大きなトレンドの途中にはペナントだけでなく、「フラッグ」と呼ばれるチャートパターンが出現することもあります。フラッグはレジスタンスラインとサポートラインが一定の間隔を保ちながらレンジ相場を形成するチャートパターンで、旗のように見えることからフラッグと呼ばれます。ペナントと同様に、上昇フラッグと下降フラッグが存在します。前者は上昇トレンド中に、後者は下降トレンド中に出現し、完成後は元のトレンドに回帰する性質を持ちます。

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作成日

2021.03.03

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最終更新

2024.11.26

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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