テストネット

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テストネット

読み方 てすとねっと
対義語 メインネット

テストネットは、仮想通貨(暗号資産)の開発環境のことで、開発や試験などを行うブロックチェーンを指します。

テストネットはメインネット(本番環境)を立ち上げる前に仮想通貨を開発する際に使われるため、正式に仮想通貨をローンチ(公開)する際にはメインネットをテストネットから切り離して立ち上げます。そして、テストネットは、メインネット立ち上げ後も仮想通貨のアップデートや新たな機能の開発などを行うための環境として使われます。

テストネット

メインネットで直接開発などを行わないのは、万が一開発中にエラーなどが起こしてしまった場合に仮想通貨を失ってしまうリスクがあるためです。開発や新機能のテストでエラーが発生しても仮想通貨に影響を与えないためテストネットが使われます。そのため、テストネットとメインネットはブロックチェーン上では全く繋がっていない個々の環境です。

テストネットでも仮想通貨が発行されているため、テストネット上で無料で入手することができます。しかし、あくまでも開発などで使うための仮想通貨であるため、メインネットと同様の機能は持ちますが、仮想通貨自体に価値はありません。

各ブロックチェーンごとにテストネットが作られていますが、イーサリアムのトークン規格ERC-20で作られたトークンなどの別のブロックチェーンを利用する仮想通貨は、使用するブロックチェーンのテストネットで開発を行うことができます。ERC-20トークンであればイーサリアムのテストネットで開発を行います。

knowledge 複数のテストネット

メインネットに対して一つのテストネットがあるものと考えてしまいますが、イーサリアムのテストネットは複数存在します。Ropstenはトークンの発行、RinkebyはDappsゲームのテスト環境、MedallaとGoerliはイーサリアム2.0の開発、など複数のテストネットが存在し、それぞれに役割を持っています。

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作成日

2021.08.26

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最終更新

2024.11.01

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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