東京証券取引所

streamline streamline

東京証券取引所

読み方 とうきょうしょうけんとりひきじょ
同義語 東証

東京証券取引所とは、東京にある日本最大の証券取引所のことで、「東証」と略されます。東京証券取引所には、東証一部や二部、ジャスダック(JASDAQ)やマザーズなど、企業のカテゴリーによって多くの株式市場があります。いわゆる「日本の株式市場」とは、東京証券取引所のことを指します。

東京証券取引所にある数々の株式市場には、それぞれ役割があります。マザーズやジャスダックにはベンチャー企業や成長途上にある企業が多く上場しており、東証一部と二部には伝統的な企業や大企業が多く上場しています。東証一部と二部には企業規模による大まかな違いがあり、一部には日本を代表するような大企業が、二部には上場企業の中でも流動性が低い企業や時価総額が小さい企業が上場しています。

point 東証一部・二部間の移動と株価

東証一部に上場することが、企業にとってのステータスでもあります。そのため二部上場企業が一部に鞍替え(一部指定といいます)する際には、ポジティブな材料と見なされて株価上昇の要因になりやすく、逆に債務超過などの理由で一部から二部に降格する銘柄は株価が下降しやすくなります。これは個人投資家から売られやすくなるだけでなく、東証一部全銘柄が対象の株価指数であるTOPIXからも外れることを意味するため、TOPIXと連動するファンドを運用している機関投資家が、降格銘柄を売ることも要因であるといわれています。

東京証券取引所の花形は、何といっても東証一部です。東京証券取引所に上場している全銘柄の時価総額のうち、東証一部は9割以上を占めています。日経平均株価やTOPIXといった日本の株価指数は、いずれも東証一部の銘柄を対象としています。

日経平均株価やTOPIXなどの株価指数の値動きは為替相場と密接な関係にあり、一般的に円安が進むと株価指数が上昇しやすく、反対に円高が進むと下降しやすいです。

icon

作成日

2021.05.07

icon

最終更新

2024.11.18

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

免責事項:Disclaimer

icon

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。

これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。