マザーズ

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マザーズ

読み方 まざーず

マザーズとは、東京証券取引所に開設されているベンチャー企業向けの株式市場のことです。ベンチャー企業が資金調達をしやすくなるよう、1999年11月に東証マザーズが設立されました。

東証一部や二部といった既存の市場に上場するには、設立後の経過年数や利益額に厳しい基準が設けられています。これはベンチャー企業にとってハードルが高いものでした。本来、ベンチャー企業こそ資金調達のニーズが高いですが、設立後経過年数が浅いことや、黒字化を達成していないことで、上場が難しいという問題がありました。そこで年数の浅い企業や赤字の企業であっても、有望なビジネスモデルを有していると判断された場合に上場できるよう、マザーズが開設されました。

新興企業が多く上場する市場は、「新興市場」と呼ばれます。新興市場にはマザーズの他にも、東京証券取引所のJASDAQ、大阪証券取引所のヘラクレス、名古屋証券取引所のセントレックス、福岡証券取引所のQ-ボード、札幌証券取引所のアンビシャスがあります。

株式の世界では、業績の急成長や人気化などの理由で株価が10倍以上に値上がりすることがあります。こうした銘柄のことを「テンバガー」と呼びますが、テンバガー銘柄の多くは新興市場から出ており、成長余地の大きな企業が多く上場していることがうかがえます。

point 「マザーズ指数先物」ならFXに近い取引ができる

マザーズの上場全銘柄を対象に投資をする方法があります。マザーズ指数先物と呼ばれるもので、10倍以上のレバレッジをかけることができるため、FX投資家にとっては個別株よりもなじみやすいともいえます。その特徴として、日本の他の株式市場よりもボラティリティが大きくなりやすいため、短期売買で機動的に利益を上げるトレードに適しています。

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作成日

2021.05.06

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最終更新

2024.11.18

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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