名古屋証券取引所

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名古屋証券取引所

読み方 なごやしょうけんとりひきじょ
同義語 名証

名古屋証券取引所とは、愛知県名古屋市にある証券取引所のことで、略して「名証」と呼ばれることもあります。株式市場を擁しているという意味では東京証券取引所と同じ扱いになりますが、名古屋証券取引所に上場している銘柄の中には東京証券取引所と重複上場している銘柄も多く、その場合は東証で取引されることが多いため、名証の出来高はそれほど高くはありません。

名古屋証券取引所で多く売買されているのは、名証の単独上場銘柄です。ほとんどが愛知県や周辺の中部地区に所在する企業で、こうした企業の株式を売買するには名証を利用する必要があります。

名古屋証券取引所には東証と同様に名証一部と二部、そして東証のマザーズに相当するベンチャー企業向け市場である「セントレックス」があります。このセントレックスは上場基準が緩やかであることもあって、地元の名古屋を中心に中部地区のベンチャー企業が上場を果たしています。

なお、東証以外の証券取引所は名証だけではありません。札幌と福岡にも証券取引所があり、名古屋と同様に地元の有力企業やベンチャー企業などが上場しています。以前は新潟や京都、神戸、広島にも証券取引所がありましたが、いずれも閉鎖されました。

knowledge 名古屋証券取引所の「活用法」

地方取引所では、デリバティブ専門の大阪取引所を除くと名古屋証券取引所が最大規模です。とはいえ、日本の株式市場は東証への一極集中が進んでおり、名証の上場銘柄数は東証と比べると10分の1以下です。そのため、東証との重複上場銘柄は、流動性の観点から東証で取引するのが無難です。それを踏まえて注目したいのが、名証単独上場銘柄です。名証一部や二部にある単独銘柄もユニークですが、特にセントレックスに上場している銘柄には今後大化けするものがあるかもしれないため、将来に向けて成長株を物色するのであれば有望な市場といえます。

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作成日

2021.05.07

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最終更新

2024.11.18

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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