出来高

streamline streamline

出来高

読み方 できだか

出来高とは、金融商品の取引において売買が成立した量のことです。主に株式取引で使われている用語で、証券取引所で成立した売買の数量が出来高として公開されています。

一方、FXでは出来高が正式な数値として公表されることはありません。なぜなら、FXは相対取引といって投資家とFX会社が当事者となって取引をしていることが大半で、株式のように取引所での取引に一本化されているわけではないため、その総数を計測できないからです。ただし、FX会社によっては自社内での売買高を出来高として公開しているところもあります。FX市場全体の出来高ではありませんが、その一部の傾向として参考にすることはできます。

一般的な相場分析において、出来高は相場に存在するエネルギーと見なされています。出来高が大きくなるということは相場に多くの注文が殺到している状態であり、相場への関心が高まっていることがうかがえます。相場にトレンドが発生しているときに出来高が大きくなると、そのトレンドがより強くなりやすいと見るのが基本的な考え方です。

point ダウ理論では出来高を重視

トレンドの定義として、19世紀末から相場の世界で重用されているダウ理論では、「トレンドは出来高でも確認されなければならない」ということを基本法則の一つとしています。これは上昇トレンドでは出来高が増加し、下降トレンドでは減少する特徴を示します。

icon

作成日

2021.07.07

icon

最終更新

2024.11.15

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

免責事項:Disclaimer

icon

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。

これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。