米系ファンドとは、米国に拠点を置く投資ファンドの総称です。手掛ける資産や手法により名称が異なり、不動産ファンド、ヘッジファンド、PE(プライベート・エクイティ)ファンド、アクティビストファンドなど、さまざまな種類があります。
保有している資産の内容や運用手法が公開されている一般的な投資信託や上場投資信託(ETF)が、米系ファンドと呼ばれることはあまりありません。機関投資家や超富裕層などを顧客とする私募ファンドの動向が伝わった際に、「米系ファンドの売りが入った」と報道されることが多いです。
「米系」以外に、「欧州系ファンド」「豪州系ファンド」「中国系ファンド」「アジア系ファンド」など、世界各地のファンドが「~系」というくくりで呼ばれています。かつて金融の本場といえば欧米でしたが、近年では中国や日本などアジアにおける投資ファンドの存在感も大きくなってきています。
米系ファンドには、決算の時期や年間カレンダーからみた売買の「クセ」があるといわれます。米系ファンドの決算期は11月末が多いため、10月中旬の期限に解約が殺到すると、その時期に為替レートが大きく動くといった影響を与えることがあります。その他、クリスマスや年末年始、イースターなどが季節性の要因で、売買が少なくなりやすい傾向もあります。
作成日
:
2021.07.15
最終更新
:
2024.11.15
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