バリュエーション分析とは、企業の利益や資産など企業価値に対して、株価がどのように評価されているかを分析することです。
バリュエーション分析で用いる指標には以下のようなものがあります。
PER | 時価総額を当期純利益で割って算出。企業の利益と株価が見合っているかどうかを判断する。小さい方が割安。 |
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PBR | 時価総額を総資産簿価で割って算出。企業が保有する資産と株価の倍率から割安・割高を判断する。小さい方が割安。 |
PSR | 時価総額を年間売上高で割って算出。企業の売上高と株価の倍率から、主に成長株の割安・割高を判断する。小さい方が割安。 |
PCFR | 時価総額を当期純利益に減価償却費を加えたキャッシュフローで割って算出。企業の現金創出力と株価が見合っているかどうかを判断する。小さい方が割安。 |
PEGレシオ | PERを利益成長率で割って算出。PERが高い成長株は投資家の期待が高く割高と判断されがちだが、利益成長率を加味したバリュエーションが行える。小さい方が割安。 |
配当利回り | 配当総額を株価で割って算出。大きい方が割安。 |
これらの指標は、絶対的な数値で割安・割高を判断できるものではありません。その企業の指標の履歴(過去平均など)や、類似企業・セクターとの比較を通して割安・割高を判断することができます。ただし、指標が割安を示しており魅力的に見えても、いつまでたっても割安状態が解消されない銘柄は存在し、「バリュートラップ」にはまっているという言い方をします。
作成日
:
2021.06.14
最終更新
:
2024.11.18
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