英・BOE金融安定報告書の内容に注目か

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英・BOE金融安定報告書の内容に注目か

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作成

2024.06.27

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最終更新

2025.06.25

英・BOE金融安定報告書の内容に注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 英・BOE金融安定報告書公表
  2. 2 米・第1四半期GDP

昨日の米国市場は、米商務省が5月の米新築住宅販売件数を発表。結果は前月比11.3%減の61万9,000件と、市場予想(64万件)を下回った。住宅ローン金利が7%近くで推移し続ける影響で需要が減っており、在庫水準は2022年10月以来の高水準となっている。ただ、前回4月分の販売件数が63.4万件から69.8万件に大幅に上方修正されたため、市場の反応は限定的だった。

オセアニア市場は、豪・統計局が5月の消費者物価指数(CPI)を発表。4月の3.6%上昇から加速し、前年比4.0%上昇となった。3ヶ月連続で予想を上回ったため、オーストラリア準備銀行(中央銀行)が8月の政策決定会合で利上げする確率は40%と、CPI統計発表前の約20%から上昇した。発表後、豪ドル米ドルは0.66452から0.66886まで上昇したものの、夕方以降は下落に転じ、全戻しの形となった。

本日の指標は、10:00にNZ・ANZ企業景況感、18:00に英・BOE金融安定報告書公表、18:30に英・ベイリーBOE総裁の記者会見、21:30に米・第1四半期GDP、26:00に米・7年債入札が予定されている。英・BOE金融安定報告書の内容に注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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