米・FOMC議事録の内容に注視か

昨日の米国市場は、米労働省が5月の雇用動態調査（JOLTS）を発表。結果は市場予想（790万件）を上回り、814万件だった。発表後、ドル円は161.330から161.621まで上昇。3日連続で今年の最高値を更新しているものの、日足は陰線の十字線で終えている。また、FRBのパウエル議長は「利下げを決める前にインフレが2%に向かって持続的に低下する強い確信がほしい」と発言。

欧州市場は、欧州連合（EU）統計局が6月のユーロ圏の消費者物価指数を発表。結果は市場予想と一致し、前年同月比2.5%上昇だった。発表後、ユーロドルは1.07226から1.07127まで下落。月曜日の窓開けを埋めにいく動きとなった。また、ECBのラガルド総裁は「6月のインフレ鈍化は正しい方向への一歩になる」と発言。

本日の指標は、10:10頃に日・日銀国債買い入れオペ、10:30に豪・小売売上高、21:15に米・ADP雇用統計、21:30に加・貿易収支、米・新規失業保険申請件数、23:00に米・ISM非製造業景況指数、23:15に欧・ラガルドECB総裁の発言、27:00に米・FOMC議事録公表が予定されている。米・FOMC議事録の内容に注視したい。