豪・消費者物価指数の結果に注目か

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豪・消費者物価指数の結果に注目か

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作成

2024.09.25

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最終更新

2025.06.25

豪・消費者物価指数の結果に注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 豪・消費者物価指数
  2. 2 米・新築住宅販売件数

昨日の米国市場は、コンファレンス・ボード(CB)が9月の米消費者信頼感指数を発表。結果は98.7となり、前月の105.6から大幅に低下した。この6.9ポイントの低下幅は2021年8月以来最大であり、消費者の信頼感は3年ぶりの大幅な悪化を記録。労働市場への懸念が高まっており、経済の先行きに不安が広がっている。発表後、ドル円は144.101から143.428まで下落。

オセアニア市場は、豪・準備銀行(中央銀行)は政策金利を4.35%に据え置くことを決定した。これで7会合連続の据え置きとなり、12年ぶりの高水準が維持された。物価上昇圧力に対する警戒を緩められない一方で、利上げは今回検討されず、タカ派姿勢が和らいだ。ブロック総裁は記者会見で、「短期的な利下げは見送る方針だが、状況に応じた柔軟な対応が必要である」と発言。発言後、豪ドル米ドルは0.68691から0.68375まで下落。

本日の指標は、10:30に豪・消費者物価指数、23:00に米・新築住宅販売件数、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・5年債入札、29:00に米・クーグラーFRB理事の発言が予定されている。豪・消費者物価指数の結果に注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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