米・ISM非製造業景況指数の結果に注目か

streamline streamline

米・ISM非製造業景況指数の結果に注目か

icon

作成

2024.10.03

icon

最終更新

2025.06.25

米・ISM非製造業景況指数の結果に注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 米・新規失業保険申請件数
  2. 2 米・ISM非製造業景況指数

昨日の米国市場は、米ADPリサーチ・インスティテュートが9月の米民間雇用者数を発表。結果は市場予想(12万5,000人)を上回り、14万3,000人増だった。特に建設、レジャー、ホスピタリティー業界での雇用増が寄与し、労働市場の安定を示した。発表後、ユーロドルは1.110619から1.110506まで下落。このまま下落が進めば、日足でダブルトップが形成される。

アジア市場は、日・石破茂首相が首相就任後初めて日銀の植田和男総裁と会談。記者団に「追加利上げをする環境にはない」と述べ、日銀の利上げ検討をけん制した。首相は、経済発展を期待しながら緩和基調を維持し、政府と日銀の連携を強調。一方、植田総裁は現行の金融政策が日本経済を支えているとし、経済の動向を見極めつつ慎重に緩和の度合いを調整する考えを示した。ドル円は143円台から146円台まで上昇。

本日の指標は、10:30に豪・貿易収支、日・野口日銀審議委員の発言、21:30に米・新規失業保険申請件数、23:00に米・ISM非製造業景況指数、23:40に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言が予定されている。米・ISM非製造業景況指数の結果に注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

マーケットレポート 記事一覧

New articles

免責事項:Disclaimer

icon

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。

これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。