円売りの流れが継続するか注目か

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円売りの流れが継続するか注目か

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作成

2024.11.04

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最終更新

2025.06.25

円売りの流れが継続するか注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 米・3年債入札
  2. 2 NZ・RBNZ金融安定報告書公表

先週末の米国市場は、米労働省が10月の雇用統計を発表。結果は非農業部門の雇用者数は前月比1万2000人増と、2020年12月以来の最小の伸びを記録した。大型ハリケーンやボーイングのストライキといった一時的な影響が響いたとみられる。この結果を受けて、今週のFOMCで0.25%の追加利下げの可能性が高まった。ドル円の週足は5週連続で陽線。まだまだドル買いの流れは続いている。

欧州市場は、英・住宅金融大手ネーションワイドが10月の住宅価格を発表。結果は市場予想(0.3%上昇)を下回り前月比0.1%上昇と、9月の0.6%上昇から伸びが鈍化したが、市場は依然として底堅いとされている。イングランド銀行が来週政策金利を引き下げる見通しであり、市場内では来年の追加利下げも予想されている。ユーロドルの週足は6週ぶりの陽線となった一方、ポンドドルの週足は5週連続の陰線となっている。

本日の指標は、18:00に欧・製造業PMI、19:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、24:00に米・製造業受注指数、27:00に米・3年債入札、29:00にNZ・RBNZ金融安定報告書公表が予定されている。日本市場が祝日で休場の中、円売りの流れが継続するか注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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