米・小売売上高に注目か

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米・小売売上高に注目か

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作成

2025.02.14

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最終更新

2025.06.25

米・小売売上高に注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 米・小売売上高
  2. 2 米・鉱工業生産

昨日の米国市場は、米労働省が1月の米卸売物価指数(PPI)を発表。結果は市場予測(0.3%)を上回り、前月比0.4%上昇した。物価上昇率がFRBの目標に達しておらず、年内の利下げは困難との見方が強まる。一方、2月2〜8日の週間新規失業保険申請件数は市場予測(21万5000件)を下回り21万3000件と、前週から7000件減少した。レイオフは依然少ないとみられる。なお、ドル円はトランプ大統領の「相互関税」導入の大統領令署名後、152.705まで下落した。

欧州市場は、英・国立統計局(ONS)が2024年第4四半期のGDPを発表。結果は市場予想(0.1%減)を上回り、前期比0.1%増となった。これを受けてポンド買いが進行し、ポンドドルは1.25170まで上昇。一方、ユーロドルはトランプ米大統領の記者会見開始後、一時1.03725まで急落したが、その後持ち直した。相互関税発動まで猶予があることから、米株高と米金利低下が進み、ドル安の流れとなった模様。

本日の指標は、6:30にNZ・製造業PMI、19:00に欧・第4四半期GDP、22:30に米・小売売上高、23:15に米・鉱工業生産が予定されている。米・小売売上高の結果に注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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