日・米の政策金利の発表に注目か

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日・米の政策金利の発表に注目か

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作成

2025.03.19

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最終更新

2025.06.25

日・米の政策金利の発表に注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 日・BOJ政策金利
  2. 2 米・FOMC政策金利

昨日の米国市場は、米商務省が2月の一戸建て住宅着工件数を発表。結果は年率換算で前月比11.4%増の110万8,000戸となり、大幅に持ち直した。しかし、関税措置による建設コストの上昇や労働力不足が懸念されている。一方、トランプ米大統領とプーチン露大統領はウクライナ停戦案を巡り電話協議を実施。プーチン氏はウクライナのエネルギー資産への攻撃制限を確約したが、米が提案した即時全面停戦には同意しなかった。

欧州市場は、独・欧州経済研究センター(ZEW)が3月の投資家景気期待指数を発表。結果は51.6と、前月の26から急上昇した。ZEWのバンバッハ所長は、「独の財政政策に対するポジティブな見通しが指数の改善を促した」と指摘。その見通し通り、独・連邦議会は大規模な防衛・インフラ支出を可能にする法案を可決し、従来の財政規律路線からの方針を大転換した。これにより欧州の経済を押し上げるとの期待が高まっている。

本日の指標は、正午前後に日・BOJ政策金利&声明発表、15:30に日・植田日銀総裁の記者会見、27:00に米・FOMC政策金利&声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見が予定されている。日・米の政策金利の発表に注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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