米国は独立記念日で休場の中、ドル買いが継続するか注目か

streamline streamline

米国は独立記念日で休場の中、ドル買いが継続するか注目か

NEW
icon

作成

2025.07.04

icon

最終更新

2025.07.04

NEW
米国は独立記念日で休場の中、ドル買いが継続するか注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 英・建設業PMI
  2. 2 独・製造業受注

昨日の米国市場は、米労働省が6月の雇用統計を発表。結果は非農業部門の雇用者数が14万7,000人増と市場予想(11万人増)を上回った。失業率も市場予想(4.3%)を下回り4.1%と、5月の4.2%から予想外に低下。ただし、雇用増の多くは政府部門に集中し、民間の伸びは鈍化している。雇用市場の堅調さから、市場ではFRBは9月まで利下げは行わないとの見方が広まった。一方、ISMの6月非製造業総合指数は50.8と改善し、市場予想(50.5)を上回った。

オセアニア市場は、豪・統計局が発表した5月の財の貿易黒字は22億豪ドルと2020年8月以来の低水準となり、市場予想(50億豪ドル)を大幅に下回った。LNG輸出の低迷と資本財の輸入増が要因。一方、豪国防産業相は米国から約20億豪ドルの超音速ミサイル購入を発表。政府の国防支出拡大姿勢を強調したが、アルバニージー首相はGDP比3.5%への増額要求に同意せず、2033年までに2.3%までの増加を見込んでいる。

本日の指標は、15:00に独・製造業受注、15:45に仏・鉱工業生産、17:30に英・建設業PMIが予定されている。米国は独立記念日で休場の中、ドル買いが継続するか注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

マーケットレポート 記事一覧

New articles

免責事項:Disclaimer

icon

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。

これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。