日・全国消費者物価指数の結果に注目か

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日・全国消費者物価指数の結果に注目か

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作成

2025.07.18

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最終更新

2025.07.18

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日・全国消費者物価指数の結果に注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 日・全国消費者物価指数
  2. 2 米・ミシガン大学消費者信頼感指数

昨日の米国市場は、米労働省が7月12日までの1週間の新規失業保険申請件数を発表。結果は前週比7,000件減の22万1,000件と、市場予想(23万5,000件)を下回った。一方、米商務省発表の6月小売売上高は前月比0.6%増と、市場予想(0.1%増)を大きく上回り、前月の0.9%減から回復。これらの結果は米経済の底堅さを示し、FRBが関税によるインフレ影響を見極める中で、利下げを急がない根拠となる可能性がある。

オセアニア市場は、豪・統計局が6月の失業率を発表。結果は4.3%と、前月の4.1%から上昇し、2021年11月以来の高水準となった。過去数カ月間は横ばいで推移していたが、今回は予想外の悪化。一方、就業者数は前月比2,000人増にとどまり、市場予想(2万人増)を大きく下回った。雇用指標の弱さは、オーストラリア準備銀行(中央銀行)による来月の利下げ観測を後押しする材料となった。

本日の指標は、7:30に米・ウォラーFRB理事の発言、08:30に日・全国消費者物価指数、15:00に独・生産者物価指数、21:30に米・住宅着工件数、23:00に米・ミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】が予定されている。日・全国消費者物価指数の結果に注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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