独・CPI下がらず上昇したユーロの上伸性に注意か

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独・CPI下がらず上昇したユーロの上伸性に注意か

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作成

2025.11.13

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最終更新

2025.11.13

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独・CPI下がらず上昇したユーロの上伸性に注意か

今後の主な経済指標

  1. 1 豪・失業率
  2. 2 米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言

昨日の米国市場は、カナダ住宅金公社が9月の住宅建設許可件数について、前月のマイナス1.2%から回復し、市場予想の0.9%上振れてプラス4.5%になったことを発表。この結果を受け、加ドル買いが進行し、加ドル円は109.860まで上昇した。なお加ドル円は年初来高値を大きく更新しており、2024年11月の水準まで加ドルが強含んでいる。

欧州市場は、ドイツ連邦統計局が10月の消費者物価指数について、前年比で前月の2.3%と変わらなかったことを発表。昨年4月からの2%超水準を維持している結果となり、発表を受け、ユーロ米ドルは1.1597まで上昇した。当局は「サービス価格が平均を上回るペースで上昇しており、インフレ率が低下しない一因となっている」との見解を示した。

本日の指標は、本日の指標は、8:50に日・国内企業物価指数、9:01に英・RICS住宅価格、9:30に豪・失業率、16:00に英・第3四半期GDP、英・鉱工業生産、英・製造業生産高、16:30にスイス・生産者輸入価格、18:00に欧・ECB月例報告、19:00に欧・鉱工業生産、21:00に英・グリーンMPC委員の発言、22:00に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言、24:30にカシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、26:00に米・週間原油在庫、27:00に米・30年債入札が予定されている。独・CPI下がらず上昇したユーロの上伸性に注意したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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