後場

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後場

読み方 ごば
対義語 前場

後場とは、証券取引所における午後の取引のことです。後場に対し、午前中に行われる取引のことを前場といいます。東京証券取引所の場合、前場は午前9時から11時30分、後場は12時30分から15時です。

東京証券取引所のスケジュール

取引時間は証券取引所によって若干異なります。札幌・名古屋・福岡証券取引所の前場は9時から11時30分、後場は12時30分から15時30分と、後場が東京証券取引所よりも30分だけ長くなっています。

国内の証券取引所には昼休みがあり、それを挟んで前場と後場に分かれています。昼休みが終わり、後場がスタートして最初に成立した取引のことを寄付または後場寄り、後場の最後に成立した取引のことを大引けと呼びます。また、寄付から大引けまでの取引可能な時間帯をザラ場と呼びます。寄付(後場寄り)や大引けの売買は、買い注文と売り注文を突き合わせてバランスの取れた価格で売買を成立させる板寄せ方式ですが、ザラ場の売買は買い注文と売り注文の条件が合致したものから順に売買を成立させるザラ場方式で行われます。

日本の株式市場は時間帯によってそれぞれ特徴があり、後場は前場よりも緩やかな値動きになる傾向があります。とはいっても大引け前の30分前くらいからは取引が活発に行われ、特に大引け間際は大きく値動きすることもあります。

point 1日の最後につける引け値が重要

後場で注目すべきは、大引けでついた引け値(終値)です。引け値がその日の最高値になることを高値引け、その日の最安値になることを安値引けと呼びます。高値引けとなった銘柄は大引けにかけて買いが進んだ勢いのある状態なので、市場での注目度が高まり、翌営業日も上昇基調になることが多いとされています。反対に、安値引けとなった銘柄は大引けにかけて売り込まれた状態なので、市場心理が冷え込んでしまい、翌営業日も下降基調になる傾向が見られます。

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作成日

2021.04.01

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最終更新

2024.11.22

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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