バイナンスコイン

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バイナンスコイン

読み方 ばいなんすこいん

バイナンスコイン(BNB)は、仮想通貨(暗号資産)取引所バイナンス(Binance)が独自に発行し、取引所で利用することができる仮想通貨です。ビットコイン(BTC)などの仮想通貨のように取引を行うことができるほか、バイナンス内のサービスで利用することが可能です。

バイナンスコイン

2017年に行われたICO(新規通貨公開)当時はわずか10円程度でしたが、一時は7万円以上の値を付けるなど、価値が急上昇しました。2億BNBが発行されていますが、四半期ごとにバーン(燃焼)と呼ばれる処分を行っており、価値の希薄化を防いでいます。

バイナンスコイン

手数料やサービスでの支払いなどによってバイナンスが得たバイナンスコインは、四半期ごとの全体取引量に基づいて計算された量がバーンされ、最終的には総発行枚数の50%に相当する1億BNBに減少するまで続けられます。バイナンスがバーンを行うのは、バイナンスコインの流通量を減らしていくことで希少性が増加し、定期的に価値が上昇していくメリットがあるためです。なお、現在どれだけのバーンを行ったのかはバイナンス内で確認することができます。

バイナンスコインは、バイナンスコインと他の仮想通貨がペアになった銘柄の取引で利用できる他に、取引手数料として支払うことやバイナンスで行われるIEO(新規取引所公開)の参加権として使われます。取引手数料をバイナンスコインで支払う場合には現物取引手数料は25%の割引、先物取引手数料は10%の割引を受けることができます。また、バイナンスコインの保有量に基づいてIEOに参加できたり、取引の端数として発生した0.001BTC以下の仮想通貨をバイナンスコインに両替することもできます。

knowledge バイナンススマートチェーン

バイナンスでは、BINANCE Chain(バイナンスチェーン)やBINANCE Smart Chain(バイナンススマートチェーン)といった独自のブロックチェーンを開発しており、バイナンス内でBINANCE DEX(分散型取引所)が利用できるなど様々なサービスを展開しています。BINANCE Smart Chainはイーサリアムと互換性のあるブロックチェーンであるためスマートコントラクトを利用することができます。さらに、バイナンスコインによるステーキング機能も実装されているなど、バイナンス内でバイナンスコインは様々なサービスで使うことができます。

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作成日

2021.08.25

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最終更新

2024.11.21

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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